洗練されたこの重厚感は
生地も仕立ても抜群に良い
オートクチュールを想起させる。

もしくは名画。

かつてここで紡がれたであろう物語と
これから起こるであろう未来の物語を
写真を見ているだけで感じさせてくれる。
空想の中で読み込ませてくれる。

そんな古民家、なかなかない。
古いだけでなく、新しいだけでなく、
古きを温めて新しきを知る、
温故知新を体現したような存在。


場所は京都御所から歩いて約5分。
まさに、らしい佇まい。

京町家らしさを活かしながら
フルリノベーションした、
落ち着いた贅沢さのある
ラグジュアリー空間。

間取りは建物の基本構造を活かしつつも
現代的な暮らしやすさを加味したものに。

全体を眺めてまず目を引く、
本物件の特徴のひとつは1階のお風呂。

室内に造るのではなく
あえて坪庭へ。
日常的に露天風呂を楽しめる。

今日はシャワーで、という日には
浴槽近くのシャワー室を。
こちらも派手さはなく、
落ち着いたつくり。

こんなにシックなシャワールーム、
ホテルや旅館以外で見たことない…
と思った方、正解です。

じつはこの物件は、現在
一棟貸しのゲストハウスとして盛業中。

洗面脱衣室にしても、
それを知ると納得の豪華さですね。

インバウンドが
ますます盛り上がる京都では
こうした一棟貸しのゲストハウスが
増えてきているようですが、
なかでも本物件は
立地も含めた不動産的価値が
きわめて高いと思います。バーのようなしつらえの
キッチンスペースは
来客もてなすにもうってつけだし、

庭を眺められる縁側まで完備。

さきほどの露天風呂と同様、
京都の四季を感じられる坪庭を
静かに眺めることができるってわけ。

そんな縁側の真上、上階には
主寝室があり、

そこからも坪庭を見下ろせる
というからうれしいかぎり。

主寝室にシャワールームが
備わってるのも外国人向けっぽいですね。

2階には寝室のほかに
8帖の和室があり、

その続き間として
作業や思案に集中しやすそうな
畳スペースも。

トイレは1階と2階それぞれにあるので

1階はパブリックなスペースとして、
2階はパーソナルなスペースとして、
なんとなく分けて使えるのもありがたい。

宿としても、インバウンド客の方々は
1週間単位で滞在し、
“暮らすように旅する”スタイルで
滞在するケースもけっこうありますしね。

そういった
滞在にも生活にも対応できる
デザインとしてとても優秀。例えば階段下のさりげないスペースも
スーツケースを滑り込ませるのに
ぴったりのサイズ感に見えます。
本棚には日本や京都のことを記した
洋書を置いておくと喜んでもらえそう。

玄関の先に玄関土間があるのも
室内で靴を脱ぐ文化圏の人と
脱がない文化圏の人が
それぞれに柔軟な使い方をするための
配慮なのかなあと思ったり。

見た目だけでなく、
使い勝手やユーティリティを
一つひとつ見ていっても感心しきり。

おかげでまぁ
さすがのお値段なのですが、
ビジネス用途でも、自己利用でも
もちろん投資物件としても
最高のパフォーマンスを発揮する、
とても優良な物件だろうと思うのです。