凛とした美しさと、 暮らしに寄り添う充足感。 その両方を叶える 那須塩原の茶室付き邸宅です。 和室のしつらえはさることながら、 随所に見られる和洋折衷の表情にも ぜひ注目してもらいたいです。

約100坪以上ある敷地に、 ゆったりと建てられた2階建て。 17.5帖のリビングと、茶室、 そして居室が5部屋もあります。 来客用と住居用、 2つの玄関があることにご注目。

2階部分がせり出し屋根になっている 玄関なので、雨に濡れることなく 車の乗り降りができます。 着物のお客様はとくに助かるでしょうね。 電動門扉が付いているのも便利。

かつては茶道教室をされていたとのこと。 それだけに、こだわりの仕様が そこかしこに散りばめられています。

さっそく玄関には つくばいがあつらえてありました。 手のこんだおもてなしに 心がほどけます。

お茶室は床の間と炉のある 本格的な6畳間。 注文住宅とのことで、 随所に贅沢な材が 惜しみなく使われています。

茶道具の準備をする 水屋も設けられているのはさすが。

火灯口から覗く緑の美しさに 心が凪いでゆくようです。

茶室としてだけでなく、 読書室や趣味の部屋にしても くつろげることでしょう。

または、来客用玄関を活用して アトリエやギャラリー、ショップなど 人が集まる場所にしても。 活かし方は無限に広がります。

水屋の横にある掃き出し窓から 広い庭に出ることができます。

オーナーさんの話によると 四季折々、たくさんの花々が 目を楽しませてくれるそうです。 さぞかし綺麗だろうな。

住居用エリアもまた 趣を大切にしつつ 今どきの便利さも兼ね備えます。

水回りと廊下を挟んで、 お向かいにはリビング。 ここからも、萌ゆる緑が望めます。

キッチンは広く、食洗機に 3くちのIHコンロ付き。 オール電化なので、お手入れも簡単です。

いま一度、間取り図を確認。 1階の奥には和室と洋室が 合わせて3部屋。

キッチンの後方に和室と洋室へ続く 開口があり、行き来しやすいつくり。

7帖の洋室は和と洋の要素が 絶妙に溶け合います。 艶のあるフローリングに格天井。 レトロな雰囲気の照明と襖。 軽やかな印象の簾も 選ばれてここにいるのでしょう。

実はこちらにも水屋が。 茶事だけでなく、 切り花を飾ったり ボトルカウンターにDIYしたり 様々な使い道ができそう。

和室と洋室の仕切りは襖なので 開け放つと、大空間が広がります。 写真右側、並んだ押入れの下にご注目。

地窓が設けられ、柔らかい陽の光が 部屋に取り込まれます。

凛として背筋が伸びる雰囲気を 持ちながら、心が穏やかになり 解きほぐれていく気もする。 和室ならではの妙。

玄関の左側にバスルームと トイレが並んでいます。 配管に凍結防止の仕組みを導入しており 冬の季節も心配ご無用。

続いてはプライベート感のある2階を。 廊下の窓からは遠くの山々が望めます。 まわりの緑も目に鮮やか。

窓からは、那須高原から吹き下ろす 爽快な風が通り抜けるといいます。 7.5帖の洋室は書斎にぴったり。 清々しい部屋で作業もはかどりそう。

お隣の6畳の和室は 襖で仕切られています。 書斎での仕事の合間に、こちらで ゴロンとお昼寝したら、さぞかし 気持ちがいいだろうな。

バルコニーは洋室と和室にまたがります。 軒が深いので、急な雨でも 洗濯物は安心ですね。

この邸宅がある那須塩原市は 別荘や観光地が集まる那須町のお隣。 豊かな自然が多いのはもちろん、 暮らしやすいエリアであることでも 注目を集めています。 最寄りの西那須野駅周辺には 大手スーパーやチェーン店がある一方で

物件の周辺は、まるで日本の原風景のような 長閑な情景が広がります。 とくに田面に水が張られる初夏の 朝の散歩は清々しいでしょうね。

ほどよい賑わいもご近所に。 車で7分、自転車を15分走らせれば パンとラスクの店「シュレンバウム」が。

地元の方だけでなく観光客も集まる 焼きたてパンが人気だそう。 近所に評判のパン屋さんがあるって ふんわり幸せな気分になりませんか。

地酒をはじめ、店主が目利きした 全国各地の日本酒を取り揃える 大正時代創業の老舗酒店 「岡埜屋酒店」も近くにあります。

また、“美人の湯”として知られる 「乃木温泉」も車で10分の場所に。 夜は温泉で汗を流したあとに、 晩酌はどれにしよう…と立ち寄る。

個性豊かな店や施設が さりげない日々を豊かに彩ってくれる。 ここだけの幸せなひとときがある 羨ましい環境です。

週末はもう少し足を伸ばして 「千本松牧場」へ。 牧草で育つ牛たちの牛乳でつくる 高品質な乳製品は言わずもがな、 1964年から始めた本州最古の ジンギスカンも名物なのだとか。

「NASU FARM VILLAGE」もまた、 広大で美しい情景が広がります。 馬と触れ合えるトレッキングや 旬野菜や地産食材を使用したレストランなど お楽しみもいっぱい。 大自然のスケール感は 何度訪れても飽きないでしょう。

どちらも物件から 車で20分ほどの距離なので、 気候がいい時期なら サイクリングしてもちょうどいい距離。

1200年以上もの歴史がある 「厳選遺産 塩原温泉郷」も 車で約40分の場所にあります。 秋は山肌が紅葉で真っ赤に染まり 感動を覚えるほど。 清流では釣りやカヤック、 トレッキングを楽しむ人々の姿も。 自然の中で体を動かすのは 週末のリフレッシュになりそうですね。

清流といえば、箒川、那珂川と 美しい川が多い那須塩原では 鮎釣りも人気のレジャー。 天然鮎の塩焼きは 滋味深く絶品だといいます。

自然の恵みと利便性。 そして、終の棲家となる上質な家。 どれも手に入れたい… そんな願いを叶えてくれそうです。

平日は朝から麗らかな田園風景の中 散歩しながら1日のプランを考えて、 仕事終わりは明日のパンを買い 温泉に立ちよって1日の疲れを洗い流す。

休日は家族で釣りやキャンプなど、 アクティビティを 思い切り楽しんでリフレッシュ。

人生の充実とは、 こういうことかもしれません。 どうか求めている方に届きますように。

ちなみに、首都圏からの移住者には 助成金もあるそうです。 詳しくは下記のリンクをご参考ください。 那須塩原市移住支援助成金　那須塩原市HP

文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link