タイルでおめかしした カウンター付きのキッチンに さらりとした無垢床！ まるでカフェにいるかのような 気分が味わえるリノベルームです。

スケルトンからのフルリノベで 団地の一室がセンス良く 生まれ変わりました。

白を基調とした コの字型のキッチンは 洗練された印象。 ダークブラウンのカウンターで 食事をしたりお茶を飲んだり

窓の外に広がる緑を眺めながら のんびりと過ごす時間は 想像するだけでも多幸感で 胸がいっぱいになりそう。

壁面のタイルは ゆるやかに波打っていて 不規則に光を受け止めます。 こういう揺らぎが空間に 深みを持たせるのでしょうね。

棚板にはスパイスボトルや コーヒーカップなんかを ずらりと並べたいな。 すぐ手に取りたいツールたちは フックに吊り下げておきましょう。

コンロは頼もしい4くちで 外国の台所を思わせる佇まい。 グースネックの水栓の横には スタイリッシュな壁付けの 包丁ホルダーも付いているようです。

冷蔵庫はシンクの右隣に。 キッチンと掃き出し窓の間には 洗濯機パンが設置されています。 バルコニーに出てみると…

正面には住居の棟がなく 南東向きの2階のお部屋なので 採光や風の通りも良さそうです。

広々とした敷地で 気持ち良さそうに葉を揺らす 木々を見ていると つられてゆるゆる気分に…。

窓外の景色だけではなく 一面に張られた無垢床も 癒し効果抜群。 塗装仕上げの壁や天井と 木のぬくもりのバランスも 良いですよね。

リビングにはまだまだ 見どころがありまして… まずはこちらの とってもキュートな飾り棚！

どこに何をディスプレイしようか 考えるだけでもわくわくするでしょう？ デスクとしても使えそうで 可能性が広がります。 わたしだったら好きな作家さんの絵本や 凝った装丁の洋書なんかを並べたいな。

シックな花柄のアクセントクロスや レトロなライトもキュンとする可愛さです。 しかも嬉しいことにコンセント付き。

クラシカルな革張りのソファと お部屋の隅に観葉植物を置いたら おうちカフェの出来上がり。

ゆったりくつろぎたい時はソファ 読書に集中したいときは棚のミニデスク 家事の合間の息抜きはカウンター …といった具合で気分に合わせて 居場所を使い分けられますね。

さらにご注目いただきたいのが 雰囲気たっぷりのドア。 英国アンティークで 1900年代のものなのだとか。 ガラス部分のフレーム装飾や 味わい深い木の質感が たまりませんね。

そして扉を開けてびっくり。 廊下の市松模様が 目に飛び込んできました。 英国の長い歴史を感じさせる アンティークドアと 日本で古くから愛用されている 市松模様をデザインしたフロアが 部屋全体の雰囲気を引き締め、 エレガントでクラシカルな 空間を創り出しています。

左側の白いドアの先には

廊下と同じ柄のホテルライクな サニタリールーム！ 洗面台はランプにミラーに水栓… 何から何まで心をくすぐってきます。 四角形が組み合わさった パーティションもユニークですね。 トイレは小窓付きで 換気もしやすそう。

ゆったりとしたバスルームは 潔いシンプルな内装で 身も心もリフレッシュできそうです。

玄関脇の洋室は 入ってすぐのところに ウォークインクローゼットが。 パネルが透けているので 威圧感が抑えられていますね。

物が少ない方は収納だけでなく 小さなテーブルや椅子を持ち込んで 秘密基地のように活用しても。

場所は多摩ニュータウンの松が谷団地。 京王相模原線 京王多摩センター駅と 多摩モノレール線 松が谷駅の どちらからも徒歩圏内です。

暮らしやすさを考慮して整備された 多摩ニュータウンは公園が多く 自然豊かな住環境も魅力。 ご近所の大塚公園は芝生広場や 子どもたちで賑わう野球場、 テニスコートにプールなど 設備も充実しているみたいですよ。

上品なのに気張っていなくて 団地ならではの穏やかな空気や 親しみやすさも感じられて…。 とびきり素敵なおうち時間を過ごせそうな 大人可愛いリノベ団地でした。

文・山中みく 香川県出身。古着と映画と旅が好き。 ＠miku_yamanaka