神戸らしい坂道を上がった先、
切り通しの奥に建つ平屋のような一軒家。

重厚な木製の引き戸を開けると、
そこに現れるのはインナーガレージ。
（そう！引き戸なんですよ！）

このビジュアルがもうたまらないですよね。

ガレージの引き戸は
足場板を使って作られているので、
頑丈でずっしりした安心感のあるもの。

その戸を開け放つと広がる
おしゃれに古民家感を残した
土間のインナーガレージ、
そのさらに奥に見えるのはLDK！

インナーガレージは天井高があるので
開放感が半端ないし、
良い感じにリノベされたことで
近未来感さえ漂っている気がする。奥に広がるLDKもまた良くて、
躯体を一部剥き出しにしつつも
シックに仕上げられた屋内。

窓の外は谷川を望むため、
抜け感もばっちり。


切り通し、谷川、古民家。
そこにあるインナーガレージにはきっと
ビンテージ感漂う旧車がよく似合う。

颯爽と切り通しの道を駆け降りて、
良い感じに鄙びた町に繰り出そう！

ね！ なんかジブリ感ありますよね？間取りもジブリ感があるというか
ちょっとおもしろくて、
じつは今見ていただいた土間や
LDKのあるフロアが2階で、
階下にはサニタリーと
主寝室的スペースがあります。

1階には土間から直接降りられるほか、

なんとキッチンに階段があり、
ここからも降りることが可能。

ちょっと特殊な造りなので、
慣れないかもなぁと不安な人は、
ガイドを設けると良いかなと。

階段を降りた先の主寝室はこんな。
広くて足元も気持ちよさそうな
清潔感あふれる仕上げなのですが、

奥に見えるガラスの向こうの石積み、
気になりますよね？！

これ、部屋の側面に沿う石垣なんです。
なんてワイルド！
段差のある敷地に建てられた物件の特権！
石を現しにして地下的な雰囲気を出しつつ、
でも内装に清潔感があるので
薄暗い地下室ってイメージじゃない。

うまい仕上げですね。

ちなみに階上の
土間とLDKのあるフロアの個室も
さっぱりしたシンプルな仕上げです。

古民家リノベって
薄暗い感じが似合うので
そっちに寄っちゃうこともあるけど、
この家はあまり寄せずに、清潔感高め。

とはいえ、立地を活かした
洞窟感は見せたいから、
そのためにも意識的にメリハリを
つけてるんでしょう。
こんな魅力的な表情、捨てがたいもの。

お風呂にも窓を設けて、
明るさも清潔感も入居者迎える準備万端。

ちなみに1階にも玄関はあって、
こんな感じの道路に出られます。

この集落の対岸にも別の集落があって、

そちらには週末オープンする
人気の古民家茶屋があるそうで、
休日はお散歩がてら遊びに行きたい。

ご覧の通り自然の多い立地ですが、
住所は神戸市兵庫区千鳥町。

本物件の前には登山口があり、

その先を進めば烏原貯水池が。

周囲には秘境感ある景色があったり
水遊びができる場所があったり。

自然の森を切り開いた集落に佇む
インナーガレージのある素敵古民家。
周囲には、溢れかえる自然。

もう最高じゃないですか？