一瞬で目を奪われる 鮮やかな青。 年がら年中晴れ模様のような ハッピーなお部屋です。

このお部屋が これぞ団地、と言いますか 硬派な外観の団地の 一室というのだから そのギャップがまたおもしろい。

2LDKの室内は ゾーニングの仕方次第で 3DKとしての使用もできそう。 2面にバルコニーがついていて すべてのお部屋に窓があるのも うれしいポイントです。

まずは共用部を通り抜けて

玄関からどうぞ。 このレトロっぷりも 団地ならでは。

中へ入ると 壁をくりぬいたような 個性的なシューズラックが お出迎え。

ダイニングキッチンには 潔いデザインの ステンレスキッチンが鎮座。

　 キッチンの対面の壁は 一面が収納になっています。

メインスペースに このキャパシティの収納は ありがたい限りです。

私がここに住んだなら シンボリックな 大きなテーブルを置いて。 仕事もお食事もできちゃうような 万能かつ、洒落たやつを。 椅子は、いろんな種類で 4脚か、6脚か。

あとは観葉植物ぐらいで ラフな雰囲気に仕上げたいな。 生活感の出るものは ぜーんぶ収納の中に 詰め込んじゃおう。

さて、お次は ブルーの枠の向こう側。 間取り図では リビングと表記されたお部屋へ。

このお部屋の愛おしいところは なんだか不思議な 黄色の室内窓の存在。

玄関側の様子がのぞけるこちらの窓、 ドアでもいいし そのまま開口にしてもいいわけだけれど あえてのスケルトンの黄色っていうのが 謎かわいい。

しかもね、このお部屋、 壁一面も天井とおそろいのブルー！ 欲張りな色使いに ますます愛着が湧きます。

お隣、6帖の洋室は おすまし顔のグレーです。 ブルーの部屋とのギャップで より一層落ち着いた印象。

4.5帖の洋室は 玄関を入ってすぐの所にありました。 （あ、室内窓さんこんにちは）

どのお部屋からも バルコニーに出られるの、 得した気分だな。

こちらのお部屋は独立している上、 押し入れ規格の奥行きを持つ オープン収納もあるため 寝室にぴったりです。

そして最後は水回り。 こちらはグリーンと来ましたか！

トイレの中も お揃いの内装です。

バスルームも交換済み。 隅々まであたらしくなっていて 安心感があります。

豊富な収納とか 綺麗に四角く区切られた室内とか 団地のよさを残しながら 外観からの予想を いい意味で裏切る 大胆なカラーリングで 抜群の個性を放つお部屋。

もしかして このたくさん並ぶ窓の向こうには まだまだ魅力的なお部屋が 隠れているのかな。

そんな期待も膨らむ 団地リノベなのでした。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。16年で9回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk