デザインされたファサードは
パッと見では京町家だった
印象は受けませんよね。

程よくレトロな
ちょっと良い感じのお店風。

でも、間取り図を見ると、
あぁ、京町家だなぁ！ となります。

玄関部分に「自動ドア」と
書かれているのは
ここが店舗物件だから。

重飲食もゲストハウス利用も応相談。
開口部が広く、道路に向けたアピールも
十分にできそう。

窓際の収納上部もうまく使えば、
広報効果高いのではないでしょうか。

これら店舗部分は
清潔感のある環境が作れそうな素地。

お店の少し入ったところの躯体を利用して
半個室的な使い方の客室が良さそう。

そんなことを加味して使い道を考えると、
やっぱりカフェかなぁ。

せっかくこの物件を活用するなら、
特色のあるカフェにしたい。
料理に特色があってもいいし、
例えば最近国内外で話題になりつつある
けん玉やヨーヨーなんかとリンクした
聖地化できるカフェとか。

立地がインバウンドの多い
京都でもありますし。

玄関先部分の壁に陳列棚を設置して、
ここでしか買えないグッズを置いたり。

そう考えると、
コーヒーにめちゃくちゃこだわった
コーヒースタンドにして、
陳列棚には
コラボコーヒーグッズを置いたりもアリ。

コーヒーも
国内外で訴求力ありますし！

そんな感じで
店舗内をうまくゾーニングしつつ、
カフェ以上の売り上げが作れる方が
きっといいでしょうから。

ちなみに、
京町家に多い通り庭がちゃんとあるので、
ここを調理場にするのがいいのかなと。

飲食をするなら、追加でシンクを
設置することになるだろうと。

そして、本番はここから。
この物件に私が着目したのは
ここまでの店舗スペースだけでなく
プラスアルファがあるから！

この階段を上がった奥、

まずはこの中庭！

この物件には
京町家らしい離れが奥にあるのですが、
その離れとの間に中庭があるんですよ！

この中庭、使えると思いません？

例えばここを緑でモリモリにして
季節のいい時は
ここも客席的に使えるようにしてね。

もちろん造作は
それなりに必要だろうとは思います。

中庭とハナレが連動するように
うまく造作を作って、奥の離れにも
お客さんを誘導できるようして。

もうひとつのプラスアルファは奥の離れ！
現状、ほぼ手付かずに見えますが、

状態は悪くないので
面白く作り込めると思うのです。

では、ここで何をするか。
あなたは何をイメージしました？

私は集客や売り上げを考えると
ギャラリーが良いのでは？ と思いました。

三畳間を事務所と受付スペースにして、
残りの場所を展示スペースに。

特にストリートアートのギャラリーとか、
カフェとも相性良さそう。


そんな物件があるのは
今出川駅徒歩11分ほどの
小川通沿いからほど近い場所。

立地的にはコーヒーよりも
お茶／茶道の本拠地と言っても良く、
表千家、裏千家、武者小路千家、
三つの流派の本拠地がほど近い場所。

なのでもちろん文脈的にも
お茶を推すのも大いにあり。

最近各地でお茶スタンドも人気ですし！


という、かなりいろいろな意味で
人生のチャレンジができそうな
良い店舗物件。

あなたならどう活かしてどう使いますか？