元桶屋さんの、一見すると平屋っぽい、
でも実は二階建てで、用途がハマれば
使い勝手良さそうな職住一体型のお家。

間取り図右のイラストにあるとおり
道路部分が一段高くなっていて、
外から一階に見えているのは
実は二階部分。
だから平屋に見えるというわけ。

玄関は二階にあって、
扉を開けてすぐの場所に
一階へ降りる階段があるのに加え、

道路に面した板間からも
一階にアクセス可能。

ちなみに板間の下も板間なので、
倉庫的な使い方や
作業場的な使い方が相性良さそう。

しかも、広いんです。
一階の板間は16帖あり、二階の板間も
同じくらいのスペースがある。
となると、木工職人さんや竹細工職人さんの
仕事場＋工芸品販売所＋住居にするとか。
そんな使い方が一番ハマる気がしました。

基本的に一階に材料を置いておいて、
大きな作業はそのままここで行い、

二階の板間か和室で仕上げ作業をしながら
お客さんを待つ。

みたいなスタイルが良いのではないかと。実際のところ、座っての作業であれば
きっと柔らかな和室でするほうが
体への負担は少ないだろうと思います。

一方、椅子に座っての作業だったら
板間に作業場兼
接客カウンターを置くのが
最適解なのではないでしょうか。

ものづくりする職人さんにとっては
実際に作業をしている姿を見せるのが
一番良い広告になるだろうと思いますし、
何よりこの広い間口の板間を
活かさない手はない！

時代の変化を加味して
販売経路を考えるなら
オンラインの販売比率を上げるのが
順当だとは思うのですが…
それでもやっぱり
工芸的な作品や商品は
実店舗があって実作業を見られるほうが
説得力がある！ と思う私は
古いタイプの人間でしょうか……？ふらりと作業場兼店舗に
遊びにきてくれるご近所さんがいたり、
「作りすぎちゃったからお裾分け」
って何かしらを持ってきてくれた
お隣さんと夕飯の一部を分け合ったり、

そのまま奥の和室に上がってもらって
夕飯ご一緒しちゃったりね。

工芸作品や商品とかって、
実生活で使ってなんぼ
だったりするものも多いわけで、
気を許せる相手との酒宴の席で
使い勝手を教えてもらったり
あーでもないこーでもないと
試作のアイデアを巡らせたりと、
そういうのがいい気がするんです。


ちなみに、
トイレは二階の玄関入ってすぐの
キッチン横についていて

お風呂は一階に
懐かしい感じのデザインのがあります。

この一階のお風呂横にも
和室が一つあって、

ここを主寝室にするも良しなのかな？
と思います。

ただ、一階の土間を抜けた先に

少し屋外スペースがあって
このスペースが
洗濯物干し場になるだろうから

洗濯物が多くなるタイプの制作だったら
一階和室は家事室にするのが
ちょうど良さそうでもありますね。

そのあたりは家族構成や
制作内容なんかと相談しつつでしょう。




さてさて、気になる立地はと言いますと…

足柄上郡松田町。

駅でいうと最寄りは
JR御殿場線松田駅 徒歩2分。
小田急線だと新松田駅 徒歩7分。

小田急のほうが
新宿にも小田原にも一本で出られて
便利かもですね。

ちなみに
新宿までだと1時間半かからないくらいで
小田原までだと15分。

今回イメージした
職人の仕事場＋工芸品販売所＋住居なら
結構ありだと思うのです。

気になる方は小田原観光も兼ねて
現物を見に行ってみてはいかがでしょう？