これは和柄というのでしょうか、
かっこいい柄のタイルを組み合わせた
三和土に、つやつや輝く飴色の無垢材。
わー、好きだな、この雰囲気。
しっとりした純和風の
日本家屋を想像しますよね。

ところが、外観は意外とそうでもなく。
なかなかに年季の入った
横張りサイディングの外壁が目印。
とにかく情報量の多いお家なので
順番にご紹介すると、
まず特徴的なのは立地。
秋谷海岸まで徒歩2分の海近物件なのですが、

海も近ければ川も近い。
窓を開けたらすぐ川、という
川っぺり物件でもあります。
しかもこの前田川、
水質がきれいなこと有名なんだとか。
そんな前田川沿いに佇むこちらのお家、
奥に見えている大きい建物と
手前の小さい建物が
渡り廊下でつながっていて、

さらに、こちらのかわいい平屋まで
セットでついてくるのだそうです。

こんなふうに川沿いに
母屋があって、その隣に離れの平屋。
247.04㎡もの敷地面積を誇ります。
気になる母屋の中はというと
これがまた最高でして、

ガラスの引き戸や窓から
光が差し込む明るい玄関。

丸窓に迎えられ、
飴色の廊下を奥に進むと、

二間続きの和室がありました。
1978年築とのことですが
かなり状態が良さそうなので
もしかしたら一度や二度、
修繕されたのかもしれません。

2階には和室が3部屋あるほか、
縁側のような廊下も。
旅館の窓際みたいに
ラタンのテーブルと椅子を置いて
のんびり読書したら気持ち良さそう。

水回りは1階にあります。
レトロ具合もたまりませんが、
何よりも清潔で明るいのがうれしい。

リビングへは、渡り廊下を使って。
レトロな柄のクッションフロア、
キッチン、天井と、何もかもが味わい深く
愛せる予感しかしません。
でも、きっと一番気になるのは
床にぽっかり空いた穴ですよね？
じつはここ、隠し扉のようになっていて、

扉を開いて梯子を降りると、
そこは地下倉庫。
物置として重宝しそうだけれど、
秘密部屋みたいに使うのも楽しそうです。

平屋は母屋のすぐ隣にあります。

どうですか、このリノベーションが
捗りそうなかわいい平屋！

中はこんなふう。
ちょっとずつDIYして
アトリエや仕事場にするもよし、
民泊をはじめるもよし。
あれこれ夢が広がる空間です。

いろいろとクセが強いけれど、
圧倒的な魅力のある川沿いの古民家。
あなたならどんなふうに使いますか？