漆喰を塗り重ねたような白い壁と
建具や巾木の鮮やかなブルー。
以前、見たことのあるギリシャの
青い海と白い家の写真を思い出しました。
こんなにも異国情緒あふれるお部屋では、
エーゲ海を想って裸足で過ごしたい。

洋室が12帖もあるワンルームです。
バルコニーは東向きなので、
朝から元気に1日を始めたい人にぴったり。

いろいろと魅力の詰まったお部屋ですが、
最大の特徴は壁の質感ではないかな。
手仕事の跡が残るラフな表情と、
石を塗り込めたような出っ張り。

天井がなめらかに湾曲していて、
なんだか洞窟感もあります。

異国情緒を盛り上げている
家具はすべて撤去されるそうですが、
それなら自分でもっと素敵な空間に
仕上げちゃいましょう。
ソファは白やベージュ、もしくは
ブルーのほうが、よりこのお部屋に
なじむと思うんですよね。

このハンギングチェアと丸いラグは
めちゃくちゃハマってるので
真似してもいいかも。

ふと目線を上げると見える壁の凹みには、
ふんわりと照明が灯っています。
中に小さなマリア像が置いてありそうで、
イタリアのマテーラの洞窟住居のよう。
ギリシャからは少し離れるけれど、
やはり異国情緒を感じます。

そして、その下の壁。
ここだけでこぼこがないから、
プロジェクターで映画を見るのにぴったり。
思い切ってテレビなしで
暮らしてもいいかも。

キッチンは上下に収納がたっぷり。
家電もお鍋も買い置きの食材も、
必要なものがすべて収まりそう。

シンクが広いと洗い物が楽で助かります。
コンロは２くちIHコンロでお掃除が楽。

サニタリースペースの壁も
居室と同じラフな仕上げ。
こだわっていますねえ。

洗面台には、アンティーク調の額に
縁取られたミラーが！
表情豊かな壁にもよく似合ってる。

収納もおそろいのブルーです。
しかも容量たっぷり。

先ほどちらりと見えたカラフルな
タイルはバスルームのものでした。
アースカラーにヴィヴィッドカラーが
アクセントになっていて、
懐かしいような、新しいような…
とにかく素敵だ！

トイレまで同じ世界観で統一されています。
ペーパーホルダーがかわいいな。

もちろん玄関も青と白の世界。
コンパクトな三和土には、
くたくたになった
革のサンダルが似合いそう。

ジューズクローゼットの扉の
色褪せた感じも好きだなあ。

東向きのバルコニーからは
光り輝くエーゲ海を見渡せて…
と言いたいところですが、ここは日本。
植栽が整えられた中庭が見えます。

意外にも、中崎町駅から徒歩５分の立地。
こんなに異国情緒が詰まったお部屋が
あるなんて、誰も思わないだろうな。

地下鉄の駅から5分歩いて
玄関を開けると、そこは
青と白壁に囲まれた洞窟みたいな空間。
そのギャップと特別感を、
いつまでも新鮮な気持ちで
楽しめそうなお部屋です。