お部屋の床全面に広がる シックなヘリンボーン。 もちろんフロアシートなどではなく フローリングです。

憧れはするものの お部屋選びの条件の中で なかなか最優先にはできず。 リノベ物件ではたまに見かけるけど 築浅、という条件をつければ とたんに選択肢は減ってゆく。 インテリア雑誌で見るたびに やっぱりおしゃれだな、 いつかマイホームで…と思うものの、 いざそのときが来たら 他のあれこれが優先されて 結局は叶わないのかも。

そう、意外と自分の家には 来てくれない存在なんです。 私の中でのヘリンボーンって。

だからここは かなりのラッキーヘリンボーン（とは？）。 まずこの建物が、2018年築。

ほらほら、共用部だって とっても綺麗。

そして西荻窪駅から徒歩約11分。 さらにバスに乗れば 最寄りのバス停から徒歩1分。

何が言いたいかというと 賃貸で築浅、 都心へアクセスのいい駅から徒歩圏内。 お部屋探しで優先する部分が 好条件であるところに ヘリンボーン、というのは ラッキーヘリンボーンと言うほか ないじゃないですか、ということ。

さらに驚くべきことに お部屋には 大きな大きなルーフバルコニーが 付いているときたら、 これはラッキーヘリンボーンなのか ラッキールーフバルコニーなのか…。 とにかく、この組み合わせに出会えたら ハッピーであることは 間違いないと思います。

玄関に足を踏み入れれば 廊下から早速はじまりますよ、 ヘリンボーン。 シューズボックスも充実。 傘なんかも入れられるので 玄関はいつでもすっきり。

内装は 壁紙から建具、キッチンまで 白で統一されていてシンプル。 コンクリートむき出しの天井が ほどよい抜け感を出してくれます。

キッチンはややコンパクトですが カウンターに奥行きがあるし 3くちコンロにグリル付きで 充実した自炊ライフを送れそう。

引き戸で仕切ったお隣の洋室は4.5帖。

クローゼットがついたこちらのお部屋は ワークスペースや寝室、 もしくはリビングの続きみたいにして 広々と使うのもいいかも。

もう1つの洋室は 玄関から入ってすぐ。 5.7帖でこちらもクローゼット付き。 収納はどちらもやや小さめなので 一方のお部屋を ウォークインクローゼット兼寝室、 というのもありかな。

こちらのお部屋は ルーフバルコニーにも行けちゃうという オプション付き。 ということで、そろそろ見たいですよね？ ルーフバルコニー。

じゃーん！ すごく広い！ 周りに高い建物がなく 遠くまで抜ける景色と 大きな空を独り占め。 なんて贅沢なんでしょう。 何においても まずはリクライニングチェア。 いや、それよりハンモック？ 一刻も早くこのルーフバルコニーを 堪能するアイテムを 手に入れたくなってしまいます。

リビングと4.5帖の洋室からは いわゆるスタンダードなバルコニーにも アクセスできますよ。 さすが角部屋。

ご紹介が遅れましたが 水回りももちろん綺麗。 リノベーションされていても やっぱり配管が心配、 築浅が安心、と思う方も 多いと思うんです。

ここで改めて この条件にヘリンボーンって ラッキーすぎる…と 実感したりして。

出会っちゃったのが運の尽き…ではなく 幸運の始まり。 「欲しい」が詰まった西荻窪のお部屋で 憧れのヘリンボーンライフを どこかの誰かが手に入れる…。 そんな想像をするだけで こっちまでうれしくなるんです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。16年で9回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk