一棟貸しの宿にちょうどいいサイズ感の
こぢんまりした京町家。

外観は伝統的な京町家のそれですが、
家の中はきれいに
リノベーションされています。

個室が2つあるから、
宿としては二組での旅行や
家族の滞在にも対応できるし、
小さなお子さん連れの場合は
きっとこのロフトで
寝たがるだろうなぁって。

ロフトにはエアコンもあるので、
京都の暑さ寒さにも対応できる。

子ども3人くらいならロフトと
ロフト下の洋室で問題なさそう。

もう一部屋の個室は和室で、
インバウンドのお客さんが泊まるなら
こういう簡素なお部屋が
喜ばれそうでいいですよね。

障子や襖の押入れがあって
荷物を入れておけるだけじゃなく
雰囲気も楽しめる。

まぁでもスーツケースとかなら
階上に運ぶまでもなく
1階の土間に置いておくので良いかも。

そう、この物件の大きな特徴の一つは
総面積に対して広めに設計された土間。

余裕で自転車を3台置ける広さがあります。

自転車を置かないで、
来客を迎え入れるスペースにしても良さげ。

自宅として使う場合には
アトリエや事務所にもできそうだし、
すぐ隣にはダイニングキッチンがあるので
土間をリビングにするのもアリかも？

キッチンスペースは5畳半という
コンパクトなサイズなので
ダイニング表記ではないようですが、
大人数じゃなければ
ダイニング使いも問題ないでしょうね。

キッチンシンクも4、5人くらいなら
十分そうな機能とサイズ感。

その向かいにある
階段下のスペースは
こんなふうに
テレビ置き場として利用できる。

障子を閉めると隠れる部分は
収納としても活躍してくれそうです。

見事なデッドスペースの活用っぷりですね。その隣にはサニタリーがあるのですが、

玄関→土間→キッチン→サニタリーと
清潔感への意識の変化に合わせて
内装仕上げや色味、明るさを
調整しているという素敵な気遣い。

気遣いといえばお風呂の窓も。

窓の外には小さな坪庭がありまして、

眺めるための庭、というより
空間の広がりを意識させて、
解放感を感じさせるための
仕掛けとして機能しています。

窓の外に庭があって、
その向こうには世界が広がってる！
って想像を掻き立てる
トリガーとしての庭。

そんな気遣いやアイデアが詰まった
快適に過ごせそうな空間ながら、

外観は古都京都の景観に溶け込む
きわめて自然な佇まい。

現在は一棟貸しの宿泊施設として
運営されているこの物件ですが、
間取りやデザイン、
京都市街のど真ん中で3路線5駅
利用可能という恵まれた立地を考えると、
自宅や別宅にしたくもなりますよね。

ということで
私の個人的なおすすめは、
別宅としてセカンドハウス的に使いつつ、
使わないときは貸し出すスタイル。

宿を始めるために不動産購入しよう！
ってのはハードルが高いけど、
最初は自分の家のつもりで買って、
ぼちぼち貸しにも出そうかな、みたいな
感じなら私にもできるかなあって。
まあ、買えないんですけど！