ツルツルよりザラッとした感じが好き、
ピカピカよりちょっと古びてるのが好き。
だからこの部屋を見た時、
良い予感がしたんだ。

古材の床に、コンクリート素地の壁。
無骨なようで、温かみがあって、
素朴だけど、力強い。

何だか、落ち着くこの空気。
勘の良い人なら気付いたかも？
これが団地部屋だってことに。
窓辺や仕切りの感じなんかが、ね。

この堅実さ溢れる、ザ・団地！

玄関を入ると、懐かしさを覚える
昔ながらのつくり。

玄関入って左と正面には独立した洋室、
右側がLDKという間取りです。

入ってすぐの洋室は、
グレーの壁にお色直しされ
落ち着いた今時のお部屋に。
窓の外は団地らしい平和な風景。

奥のお部屋は、
最初のリビングと同じく古材の床に
コンクリートの壁。
素朴でインダストリアル、
アトリエのような雰囲気。
ナチュラルなインテリアも
個性の強いインテリアも
おおらかに受け入れてくれそう。
植物を置いたり吊るしたりしたら
グッと癒しの空間になるだろな。

なんともゆるい空気のキッチン。
なんか簡単なものでも作ろうかな、
という気にさせてくれるような
気持ちの良い場所。

窓を開けてベランダに出ると、この眺め！
最高〜〜。
明石海峡大橋まで見渡せて
陽当たりも風通しも抜群。

薄いカーテンが風をはらんで
フワッと舞う様子が目に浮かぶ。
暑い夏も、陽が落ちる頃には
窓を開けて、外の風を感じたい。

一旦エアコン消して、
生ぬるい風を肌に感じながら
床にペタンと座り込んでアイスを食べる。

すっかり日が暮れてから見えるのはこんな夜景。
ちょっぴり心細い夜には
行き来する車のライトをぼんやり眺め、
街の灯りを確認して、
生活する人たちの姿を想像して、安心する。

新幹線のトイレを彷彿とさせるドア、
レトロフューチャーな感じで
かわいくもある。

中は落ち着いたトーンに
黒いアイアンのタオル掛けや
ペーパーホルダーがクール。

お風呂はなくて
海外ドラマで見たような
コンパクトなシャワールーム。
団地から少し下っていけば
天然温泉の銭湯もあるから
湯船にざぶんと浸かりたくなったら
是非そちらへ。

ひとり暮らし、ふたり暮らし、に
ちょうど良さそうなサイズ感と雰囲気。
肩肘張らない、良い塩梅の抜け感。
風通しの良い、穏やかな暮らし。
そんな日常が目に浮かぶよう。

私だったら、こんな部屋での
ふたり暮らしスタート、夢見ちゃうな。