一番に目を引くのは、 三角形のアーチ開口。 でもでも、よく見てみると ちらりと見える洗面台も気になるし 床のフローリングも あたたかみがあって、 もっとじっくり観察してみたくなる。

お部屋の設備やクロス、 床もすべて新品、 リノベーションしたてだそうです。 手前に水回り、奥にバルコニーと 住みやすく広さも手頃なワンルーム。

あんまりのキュートさゆえ 先にお見せしたくなっちゃった 外観です。 白いタイルの外壁にキャメル色の 屋根瓦。どことなくヨーロッパ調で なんとも心くすぐられます。 1～2階に様々なテナントが入った 建物です。

エントランスも、品があるかわゆさ。

共有部はそこはかとなく、 レトロな団地のよう。 それもそのはず、 こちら1978年築のいぶし銀。

年季は入っていますが、その時代に 建てられた建物らしく、どっしり 重厚なたたずまいです。

お部屋に入ると、白いスクエアタイルの 三和土がお行儀よくお出迎え。

右手にトイレがあり、玄関から お部屋が見えにくい間取りに なっています。 こういう、ちょっとした廊下、 あると嬉しいんですよね。

ワンルームって聞くと、ぎちぎちの せませまなお部屋を想像しがちなの ですが、こちらは縦長で気持ちのよい 解放感がありますよ。

床は無垢材のフローリングで 素足に気持ちがよさそうな上に 見栄えも抜群。 南向きのバルコニーでお部屋全体が 明るいのもポイント高い。

バルコニーに出ると、都会らしい風景。 前の建物は低いので、圧迫感は ないみたい。 鳩よけのネットがあらかじめ張られて います。

少々コンパクトですが、 洗濯物は干せそうです。

最上階の角部屋なので、キッチンにも 窓があるんです。やったー。

こちらの窓は電車ビュー。 お料理しながら 電車を眺められるっていいなあ。 夜に走る電車の灯りって、けっこう 風情があるんですよね。

ホワイトのキッチンは ふた口コンロに人工大理石の天板と なかなか豪華なつくりです。 収納も多くて、自炊がはかどりそう。

キッチンの並びの壁は、くすみグレーの アクセントウォール。

白い巾木が、かわいらしさを より高めてくれています。

天井のライティングレールも 忘れちゃいませんよ。 シンプルなライトもいいけれど このお部屋なら、レトロな色味の ペンダントライトも似合いそう。

そうそう、クローゼットの中まで 無垢床なんです。 ハンガーポールつきで、一人暮らしに ちょうどいい大きさです。

そして、あの、とんがり開口です。

見れば見るほど愛おしくなっちゃうな。 奥には洗面所と浴室。

うわーん！ けしからんほどの、かわゆさだー！ 先ほどのとおそろいの アクセントウォールに、木製の洗面台と 木枠の鏡。

小窓もあって明るくさわやか。 換気がいいのも、助かります。

浴室も木目調の壁で、デザインに工夫が されています。 湯舟に浸かれば、深くリラックス できるだろうな。

トイレは浴室と別々です。 木製のペーパーホルダーが 使われていたりして、 トータルデザインに抜かりなしです。

天王寺までは電車で7分、 梅田へも30分かからずに行ける 大阪メトロ御堂筋線、長居駅から 徒歩3分。JR阪和線の長居駅からも 徒歩5分。近くには植物園と博物館も ある、緑いっぱいの長居公園。 セレッソ大阪のホームスタジアムが あることでも有名。 駅周辺にはスーパーやドラッグストアが そろっていて、暮らしも便利。

じっくり見てみると 「こんなお部屋で一人暮らししたいなあ」 って、思い浮かべていたつくり そのまんまで、びっくりしました。 憧れをいっぱいに、つめこんだお部屋で ステキな一人暮らしを楽しんで！

文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link