壁一面に大きな大きな窓。 そのまま外へ 足を踏み出してしまいそう。 見上げれば高い天井に 部屋をぐるりと囲む ハイサイドライト。 そう、ここは 建物最上階というポジションを 最大限に活かした スペシャルなお部屋。

東西線の早稲田駅、 有楽町線の江戸川駅から それぞれ徒歩8分。 路面電車、都電荒川線の早稲田駅からも 徒歩11分。 3路線利用可能な便利な立地。 すぐ近くには神田川が流れ 徒歩圏内には庭園や公園が点在し 利便性と住みよさが 両立するエリアです。

コの字？7の字？ 不思議な形状ですが それぞれのエリアが 綺麗な長方形で区切られています。 完全に独立した個室と ゆるやかなL字で ゾーニングされたLDK、 さらにロフトがついたお部屋は 思いのほか使いやすそう。

LDKはタイル仕上げの床に コンクリート現しの壁・天井で スタイリッシュな雰囲気。 ラフにペルシャ絨毯を敷いて 彩りを添えてもいいし とことん無機質な素材で統一して 生活感を抑えるのも かっこいいな、と思います。

キッチンもステンレスの ミニマルなデザインです。 どこまでをキッチンゾーンとするか 自由に決められるのも このお家での楽しみのひとつ。

窓際、お部屋の中央付近には 躯体を活かしてデスクスペースが。 そしてその奥、正面の壁面は 個人的にとっても好きなエリアです。

壁一面、いや、2面にまたがって 棚がぴっちり。 ここに住む人が どんな風にこの棚を埋めるのか 知りたくて仕方がない。 本やレコードなのかな。 古着屋さんみたいに 膨大な量の服が ぎっちり詰まっているのもいいな。 あえて空きスペースをつくりながら オブジェを飾っていく、なんて そんなセンスが自分にあったらいいのに。

お部屋を囲むハイサイドライトは メインの居室だけではなく 3.9帖の洋室まで続いています。 唯一フローリング仕上げのお部屋は 寝室にも、ワークスペースにも ちょうどいい広さと 落ち着きのある空間です。

さっきまでは手を伸ばしても とても届かなかった あの窓が目の前にあるという ちょっぴり優越感を抱けるロフト。 やっぱりこっちを寝室にするのがいいかな。 天井の近さやスポットライトが なんとも落ち着く気がします。

水回りはもちろんおしゃれ。 サニタリーがひとまとめになっていて 間仕切りはスケスケ。 据え置きタイプのバスタブが 控えめに個性を放ちつつ 浴室乾燥機といった 機能性も備えています。

地上4階。 高層すぎない安心感と 最上階の特別感。 いいとこ取りをしたならば 次は壁いっぱいの棚に 何を詰め込むか考えようかな。 個性と無機質を兼ね備えたお部屋が 住む人でどんな姿になってゆくのか 気になって仕方がありません。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk