モダンなグレーと 木のぬくもりが調和した 落ち着きのある空間に並ぶ 選び抜かれたインテリア。 なんて居心地が良さそうな お部屋なのでしょう…！

センスの良い名作家具たちも 売買金額に含まれているとのことで 写真そのままの暮らしが 叶えられちゃいます。

南東向きの角部屋で間取りは2LDK。 リノベーションを手掛けられたのは Beleteの熊谷夏香氏で 施工は株式会社リバーパスとのこと。

息を呑むような美しさの 洗練された玄関には 靴を履いたままアクセスできる 収納が備わっているようです。

壁面や一部の床に使われているタイルは 良質な国産ハンドメイドタイルで知られる 『ベイス』のものなのだとか。

ざらりとしたテクスチャや色むらが 空間に深みを持たせています。

廊下を進みLDKへ。 まず目に入るのは憧れの L字型カウンターとアイランドキッチン！ キッチンや家中の棚はすべて フォルムデザインによる造作です。

端正な佇まいに惚れ惚れ…。 ミニマルなデザインのIHコンロは ドイツの『TEKA』のもの。 同じくドイツの『ＡＥＧ』製オーブンや Panasonicの食洗機など 設備も抜かりありません。

壁面のタイルは水面や年輪のような 繊細な模様が施されています。 表面がツヤっとしているので お手入れもしやすそう。

LDKと廊下を隔てる扉は オリエンタルなモチーフが とっても可愛い…！

ダイニングテーブルには ヨーロピアンオークの 無垢材が使われているのだとか。

クセのないシンプルなデザインが デンマークの『ハンスＪ.ウェグナー』製 エルボーチェアとよくお似合いです。

壁際のキャビネットは 一部がルーバーになっているので 生活感が出やすい家電なんかを さりげなく目隠しできます。

LDKは21.5帖もの広さがあるので キッチンとダイニングまわりの動線は 十分なスペースが取れますし

その上でリビング側も ゆったりと過ごせそうな 余裕があるのが嬉しいですね。

大きな本棚があるリビング、良いなぁ…！ 床がヘリンボーンなところも たまりません。

上品に艶めくソファは イタリアの『Verzelloni』製。 夜はソファ脇のランプを点けて お酒を飲みながら音楽を聴いたり 静かに本を読んだり…。

センスの良い家具に囲まれて うっとりと過ごす自分の姿を 想像してしまいます。

リビングに隣接する洋室は寝室に。 ヘッドボードのレトロなランプが なんとも愛らしいですね。 ベッドの正面にはクローゼットが あるみたいですよ。

もう一方の洋室は 書斎や趣味のスペースなどに。 他のお部屋と趣が違って 少しインダストリアルな雰囲気です。

こちらのタイルの白の色は 瀬戸の土の性質による とても希少なものなんですって。 見ていると心がホッとするような やさしい色ですよね。

反対側の壁面は ディスプレイが楽しめそうな 造作本棚になっていました。

洗面脱衣所はバスルームを囲うように L字型に配置されています。

壁面には大きな収納が。 ヨーロッパのアパルトマンの 洗濯室ってこういうイメージです。

洗面シンクはイタリアの 『Ludovica+Roberto Palomba』製。 丸いミラーもおしゃれですね。

トイレはすっきりとしたタンクレス。 そうそう、サニタリーとキッチンには 床暖房が付いているんですって。 冬場も快適に過ごせそうです。

バスルームの主役はまるっこいバスタブ！ ころんとした形が癒し効果抜群です。

気になる場所は名古屋市熱田区。 最寄駅はＪＲ東海道本線の金山駅です。 熱田神宮や白鳥庭園など 自然を感じられるスポットが身近で 名古屋や栄にもアクセスしやすい 便利なエリアですよ。

と言いつつ、 このお部屋があまりに魅力的すぎて 「街に繰り出すのも楽しいけれど やっぱりおうち時間が一番」 …なんて思ってしまいそうです。

文・山中みく 香川県出身のイラストレーター。海と山の近くに住んでいます。古着と映画と旅が好き。 ＠miku_yamanaka