目の前に清流がせせらぐ
大正12年創業の老舗茶屋。

神戸には「毎日登山」という
独自の生活文化があり、
この茶屋が拠点のひとつに
なっていたそうなのですが、
このたび惜しまれつつ
100年以上の歴史に
幕を下ろすことになりました。

その跡地を引き継いでくれる方を
探しているとのことです。

建物は良い経年変化を経ていて、
良い雰囲気、良い味が、

そこいらじゅうに。

建物に取り付けられた大時計に、
店前の椅子、机。

ここに多くの地元の人が集い
くつろいでいた姿が目に浮かぶ。

多くの人の心と記憶に
今も、そしてこれからも、
ずっと残っていることでしょう。

調理場も当時のままの雰囲気を残します。

今すぐにでも営業を開始できそうなほど。

ただし、ご注意いただきたいのは
屋号やメニューの引き継ぎが禁止という点。

茶屋としての歴史には幕を下ろして、
新たな歴史を作ってほしい、
そういうご希望なのでしょうね。

敷地は752.36㎡。建物は310.52㎡。

敷地内には増改築された
メインの建物のほか、

毎日登山で登って来られた皆さんが集い
その下でラジオ体操を行う大きな楠や、

登山会の方が設置した
観音が祀られた祠や看板や、

これまた登山会の方が
設置した倉庫なんかも。

この倉庫に設置されたスピーカーから
ラジオ体操が流れる仕組み。

この場所が
どれだけ地域の人びとに愛され
互いに溶け込んでいたか
よくわかるかと思います。物件までのアクセスは
この階段がメインなのですが、

運転上級者の扱う4WDの軽四であれば
アクセス可能なせせらぎ越えの
この林道もあるそう。

ちょっとしたアドベンチャー気分。

でも食材の運搬を考えても、
ドライビングテクニックと
4WDの軽四を揃えるのは必須
と考えておいたほうがいいかも。

物件には店舗部分のほかに
居住用のスペースもあり
店舗付住宅として利用可能。

二階は景色最高なので、
他にも使えないかいろいろ調べて
検討してみるのもいいかもです。

部屋数は一階に3部屋と、

二階に4部屋。

どの空間もひろびろ使えそう。

内装もさまざまな感じですね。

ちょっと古いけど
タイルばりのいい感じのお風呂に、

トイレももちろん。

ただし増改築が重ねられているので、
建物の繋ぎ目なんかは
雨漏りがあるのだとか。

建物の修繕は
やったほうが良いでしょうね。


という、
かなり大型でかつ歴史があり、
多くの方の愛着も詰まった、
引き受けることで
人生が変わること間違いなしな物件。

あなたが引き受けたならどうしますか？

パン屋さんやレストラン、
朝からやってるうどん屋さん
なんかも相性良さそう。

あと実はこの物件、
山の上ではあるのですが、
最寄り駅から徒歩23分という
アクセスの良さも魅力。

なので、気持ちの良い
コワーキングスペース併設など
アイデアに幅が持たせられる！

あるいはコリビング的な宿営業で
のんびり滞在してもらえるように、
サウナやらカフェバー的な
機能を付加したり…と、
どこまでも夢が広がるわけです。

どんな新しい形態になるかはさておき、
毎日登山に関わって
寄り添って生きていきたい、
そんな意欲のある人に
ぜひ引き継いでほしい物件。

良い出会いがありますように！ と
心から願っております！！