魔力を秘めているかのようなエキゾチック貸家で商いを始めてはいかがでしょう?(京都市北区83㎡の賃貸物件)
魔法使いが中に居てもおかしくない… そんなことを思ってしまいました。 太陽、命、情熱をイメージするような 赤色の内装。 でも、どこか神秘的な雰囲気も漂う 不思議な魅力にあふれる物件なんです。
シンメトリーの窓がふたつ、 床には油絵で描いたような花模様。 ほらね、魔法の力で 惹きつけられるかのように 目が離せなくなりませんか?
外観も、レンガ色の瓦屋根に凹凸のある 白い塗り壁でヨーロッパのお家のよう。 アーチの入口もかわいらしい。
木造2階建ての店舗付き住宅。 今回は事業用の募集です。 1階は店舗、2階はキッチンのある ワンルーム。 2階へは1階の入口とは別になっていて 先ほどの写真にあった アーチの開口から入ります。
まるでお城の中を探検するような 気分になる階段。 レトロなランプと唐草模様の タイルに見惚れてしまう。
階段を上がるとアーチのガラス扉。
前に立てば、吸い込まれるように 扉を開けてしまうだろうな。
白い壁にモールディングが施された 赤い腰壁。 どことなく神秘的に見えたのは 神社や鳥居に使われている朱色を 連想したからかもしれない。 明かりが点いてなくても、二面採光の おかげで明るい室内。 照明をシャンデリア風にしたり アンティーク調のランプにできれば さらにエキゾチックになりそう。
家具もアンティークのもので 揃えたいところ。 猫足のテーブルやロココ調のソファー、 マホガニーのキャビネット。 お仕事用に、どっしりとした デスクも置きましょうか。 魔法は使えないけれど、 「お客様、 今日はどのようなご依頼で?」 とか、言ってみたいし、 言われてみたい。 入口のすぐそばには、大型の戸棚が 備え付けられていました。 中には何を並べましょうか。 金色の格子と取っ手が、とても上品。 自慢のコレクションが、より一層 華やかに飾れそうです。 飲食店も相談可能とのこと。 レストランやカフェになったら どんなに素敵なお店になることやら。
飲食店にするなら業務用の厨房を設ける 必要がありますが、このかわいい キッチンは、ぜひ活かして欲しいもの。 赤い戸棚とカウンターに壁の唐草模様の タイルは、身もだえするほどの、 あでやかさ。 大輪の花々が描かれたカウンターは なんとも贅沢な気持ちになります。
キッチンの対面にある扉はお手洗い。 こちらがまた、すごいんです。
ね、すごいでしょう? キッチン以上に身もだえしましたよ! 幾何学模様のタイルに豪奢な鏡、 けれども洗面ボウルはシンプルで、 そのギャップもたまらない。
白雪姫の継母じゃないけれど 「鏡よ、鏡…いちばん素敵なおうちは どこかしら?」と つぶやきたくなる、おもむきです。 トイレにも同じ模様のタイルが 使われています。 洋式への変更が必要でしょうが、 おしゃれなトイレになることは 間違いなさそう。 華やか過ぎて めまいがしそうな2階でした。 お次は1階のフロアへ。
入口の前が、ちょっとした広場のように なっていて、それもまた豊かな気持ち になりますね。
2階とは打って変わって、 白を基調とした内装。
商品を主役に、いかようにも アレンジできそうな室内。 お部屋の端にある木製ベンチも 良いたたずまいです。 古い駅舎に来たような ロマンチックな気持ちに浸れます。
ショールームやギャラリー、 ブティックなどが似合いそう。 そうそう、1階のお手洗いも すごかったのでした。 銀色の石鹸受けにもご注目を!
外観にも、目を見張るこだわりの デティールが、そこかしこに。 女神のようなレリーフに。
かわいい天使もお出迎え してくれてました。 入口前には気持ちが安らぐ 小さな円形花壇もありますよ。
京都市営地下鉄北山駅から徒歩9分。 京都府立植物園よりも少し北にあり、 賀茂川のすぐそば。
春になると川沿いには桜が咲き誇り 夏には川に素足を浸して涼を取る、 そんな楽しみ方ができる憩いの場所。
近くの北山通りには老舗の洋食店に パティスリー、雑貨ショップなどが並び ハイセンスでモダンな街並み。 おいしいパン屋さんの激戦区としても 有名ですね。
ひとめ見れば忘れられない、 不思議な魅力のあるこちらで、 商いを始めるのは、いかがでしょうか。 魔法の力はありませんが、きっと 素敵なお店になると思います。
文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link
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