この外壁の塗装と青い瓦屋根。 こちらだけでピンと来る方も 多いのではないでしょうか。 そうです、秀和レジデンスです。

白い外壁に映える 高級感のあるアイアン手摺は これぞヴィンテージマンション、 といった趣があり うっとり眺めてしまいます。

今回ご紹介するお部屋は 秀和代官山レジデンスの一室。 代官山駅から徒歩5分、 どうにもこうにも憧れる おしゃれな街のワンルームです。

光を浴びてツヤッツヤに光る 美しいフローリング… よりも目を奪われるのは その存在自体が意外性に溢れた 階段のほう。

階段をのぼると そこはベッドルーム。 ワンルームでありながら 段差や程よい高さの壁で スペースが区切られていること、 そして何よりこの隠れ家感が たまりません。

お休みの日にはここに籠って ふかふかのマットレスの上で 1日中本でも読んじゃおうか、なんて 早速妄想が膨らみます。

更にこのスペースにはもう1つ秘密が。 ベッドルームの下のスペース、 ちっちゃな開口部から 中へもぐってゆくと 収納スペースになっているんです。 クローゼット以上に自由度が高く 外から見えにくい 頼もしすぎる隠し部屋。

さて、メインスペースへと戻って 見ていただきたいのが こちらのキッチンです。 ワンルームのお部屋では なかなか見られない 贅沢なサイズのキッチンは お料理好きさんにとって うれしいポイントではないでしょうか。

脚付き、木目調の仕上げのそれは まるで家具のよう。 光沢のある黒のモザイクタイルで 空間がきゅっとひきしまります。 大きなシンクや吊戸、 備え付けのフックなど 機能性も抜群。

気合を入れて とびっきりのお料理を作ったらね

それをバルコニーでいただく、 というのはいかがでしょう。 奥行きのあるバルコニーは 余裕をもってテーブルセットを 設置できそう。

地上10階から 都会の景色を眺めて ブランチタイム、素敵じゃないですか？ もちろん夜景も綺麗だそうで。 夏の定番、ビアガーデンも このバルコニーがあるなら お家で楽しめちゃいます。

お次は水回り。 見てください、このお風呂のかわいさを…！ マルチカラーのタイルが めちゃくちゃキュート。 いっぱい眺めていられるよう、 入口はスケスケでございます。 構造上の問題なのか バスルームの入り口は 高さが1.55ｍしかないそうなのですが それさえも愛おしい。

洗面台のタイルは お風呂とけんかしないよう 控えめな色味ではありますが こちらも葉っぱみたいな 個性的なタイルが使われています。 あると助かる拡大鏡、 これだけで 一気にホテルのような高級感が出て 気分が高まるんです。

わ、玄関の上がり框にも モザイクタイルが！ カラーも形も バリエーションが豊富なのに きちんとタイルを使う空間が 分けられていているおかげで お互いを邪魔しないタイルたち。 お部屋ごとに表情が違うから 見ていて飽きません。

廊下とリビングの間に 大きなクローゼットが造り付け。 普段使いのお洋服や小物なら まるっと入りそう。 ベッド下のスペースと 上手に使い分ければ 収納家具は不要かも。

代官山のヴィンテージマンション。 この要素だけで 住みたい欲を掻き立てられるものですが

とびっきりかわいいタイルや 隠し部屋、 大都会を見渡せる景色。 次から次へと繰り出される 魅力の数々にノックアウト。 どうか私がこの家に住めるその日まで そのままの姿でいてください、と 願うばかりです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk