ヴィンテージマンションは敷居が高い。
和室のみのレトロなアパートも
住みこなすのはむずかしかったりして。
両者の良いところ取りといいますか、
クラシックな雰囲気が漂いつつも
肩肘張らないゆるさと住みやすさがある。
そんな部屋を探していたら、ありました。

しかも最上階、角部屋。
二面採光の明るさと
開けた眺望のご褒美付きです。

一人暮らしならゆったり、
二人でも暮らせそうな広さの1LDK。

築40年以上なので外観は
それなりに年季が入っていて、
4階まで階段で上る必要があるし、

玄関もコンパクト。
入ってすぐキッチンという
昔のアパートによくあるつくりです。

でも、ここからがこのお部屋の本領。
まずキッチンはピカピカで
ひろびろとしていて、
快適にお料理できそう。

隣には大きな窓があり、
採光も換気もバッチリです。

間取りにはLDK9.5帖とあるけれど
LDKにダイニングテーブルを
どーんと置いて、写真手前のお部屋は
リビング兼寝室にするのもいいな。

あるいは引き戸を開けっ放しにして
17.5帖のワンルームのようにして
使うという手も。

いや、でもやっぱり
すりガラス入りの引き戸が素敵なので、
頻繁に開け閉めしたい気もする。
もとは欄間だったと思われる
上部のスペースにあしらわれた、
ウィンドウフレームのような
鉄飾りも好きなんです。
さりげないこの子のおかげで
お部屋がぐっとクラシックな雰囲気に。

奥の居室は収納付き。

なんだか変わったかたちでおもしろい。
リモートワーク脳なので、
ここで仕事できるのでは!? と
つい思ってしまいましたが、
収納に徹してもらったほうが良さそう。
コの字の棚にはバッグを並べるとか、
どうでしょうか。

あとはやっぱりお部屋の中からも
眺望を楽しめるのがうれしく、

ベランダに出れば気持ちよさもひとしお。
最上階・4階からの光景は
視界を遮るものがほとんどありません。

ややコンパクトではあるものの、
南向きで洗濯物はすぐ乾きそう。
室内に洗濯機置場がありますが、
ここにも排水設備があるので
どちらでもお好きな場所にどうぞ。

トイレはいたってシンプル。

お風呂はけっこうレトロだけれど
小窓付きなのがありがたい。

独立洗面台はひろびろとしていて、
朝の身支度がはかどりそう。
タオルハンガーが2本あるのも
地味に助かりますよね。

レトロでほんのりクラシック、
日当たりも風通しも申し分のない
眺望付きの清潔なお部屋。
家賃もお手頃ですからね、
そのぶんちょっと奮発した
ヴィンテージ家具や古道具を置いて、
簡単でいいから手づくりした
おいしいご飯を毎日食べて。
そんな、豊かで心地良い
生活が浮かんでくるようです。