無垢材の床に、縦横に走る梁や柱。
あちこちに木が張り巡らされていて
まるでツリーハウスみたい。

一段上で梁を見ると、わー、大迫力！
なんだかワクワクしてきましたよ。
子供の頃、こんなところに
住んでみたかった人も多いのでは？

１階にガレージとサニタリー、
２階と３階に居住スペースがある1LDK。
意外にも戸建てなんです。

まず、２階から見てまいりましょう。
13帖のLDKがこのお家のメインフロア。
さきほどの吹き抜けだけでなく
ここにもどっしりとした梁があります。
こういうタイプの天井、見上げるだけで
うれしくなっちゃうんですよね。

お部屋の一部のようになじむ
造作キッチンが、また素敵。
壁際の棚は、赤いホーローの
マグカップとポットがきっと似合う。

窓と逆側は小上がりのような
スキップフロアになっていて、

そこそこの広さがあります。
チルスペースにしたり
ベッドを置いたり…と、
いろいろな使い方ができそうです。

小上がりから上につづく
ハシゴをのぼっていくと、

じゃん！ ロフトへ到着。
大小2つのロフトが木の渡り廊下で
つながっていて、ツリーハウスに加えて
からくり屋敷みたいな趣も。

こちら、窓がある広いほうのロフトには、

ラグを敷いて、クッションを持ち込んで。
リラックススペースにしたら
気持ちがいいだろうな。

もうひとつのロフトへは、
渡り廊下を渡って移動。

コンパクトなおこもり感が、逆に良い。
ちゃぶ台を置いて作業場にしたり、
収納スペースにもぴったり。

ロフトとロフトの間は
吹き抜けになっていて、
リビングから見上げると圧巻！
私が子供なら、あの渡り廊下で
叱られるまで遊んじゃうかも。

お次は2階から階段を降りて１階へ。

階段を降りてすぐのサニタリーは、
タイルに囲まれたひろびろ空間。
いつか見た外国の雑誌を思い出しました。

洗面台向かいのドアは勝手口で、
扉を開けるとまさかの外！
別世界のような住宅街が現れ、
まるでどこでもドア。

こういう懐かしい空気のある路地裏に
ツリーハウスみたいなおうちがあるなんて
誰も思わないだろうな。

でも、あるんです。
（おそらく真っ白な）外壁と
味わい深く経年した木製の引き戸が、
周囲でもひときわ目を引く外観。

メールボックスもかわいいでしょう？
上の丸い照明が、ふんわり周りを照らす
時間が待ち遠しい。

さきほどの木製の引き戸を開けると
ひろびろとしたガレージが。
実は、玄関はガレージの中にあるんです。

玄関を開けたらいきなり
スキップフロア的なつくり。
この先に待ち受ける楽しい空間を
暗示しているかのようです。

そんな予想を裏切らない、
ツリーハウスのようなリビングと
からくり屋敷のようなロフトを
備えた戸建て。
子どもの頃に夢見た秘密基地が
具現化したようなお家です。