直島に行かれたことはありますか？
2010年から始まった
瀬戸内国際芸術祭の影響もあって、
広く知れ渡るようになった直島。

海外からも多くの観光客が訪れ
毎年40万人以上の来島者を数えるとか。

実はそんな直島で
買える・借りられる空き物件に出会うのは
少し難しいのが実情です。

理由はいくつかあるけれど、
最も大きな理由は
不動産屋さんがないことだろうなぁと。

移住希望者は一定数以上いるものの、
そもそも島民が3200人程度なので、
不動産屋さんが安定的に事業を行うには
少しマーケットが小さいので仕方がない。

他にもどこの田舎にも聞かれる
事情などもあって、
物件を借りにくかったり
買いにくかったりします。

そんな中での今回の物件なわけです。

現オーナーは5年前にこの物件を購入し、
ある程度の手直しを行い、
現在は中華料理屋をなさっている方に
5月末まで貸し出しているとのこと。この物件が面する通りは
人通りが多いメインの道からは
少し離れた所にあるものの、
面積が8k㎡しかない小さな島ですし
役場や郵便局などもある
島の中心的集落からもほど近いので
飲食店の経営にも
さして問題はないだろうと思います。

繁忙期は特に、
夕食難民と呼ばれるような
夕食を食べる店が見つからない観光客も
多く出るような環境なので、
戦略立ててやればきっとうまくいくでしょう。

実際、この近所にも
繁忙期は予約なしでは入れなくなる
人気の飲食店がありますし。

ところで
なぜ室内がドット柄なのかというと、
おそらく草間彌生さんオマージュ
なんだろうと。

直島のシンボル的作品が
草間彌生さんの《南瓜》なのは有名な話。

見たことないですかね？
海に突き出た古い桟橋の先っちょの
黄色いカボチャを。

そんなオマージュはお風呂にも

トイレにも見られます。

素敵な物件ですが、
予めご理解いただいていたほうがいいのは
築が50年とまぁまぁ古いことと
物件の後ろが崖なことかなと。

島はいわば山みたいなものなので、
至るところに山や崖、段差があります。

島でもあるし、裏が山でもあるので、
本土の平地と比べると
若干湿度を感じるだろうと。また、離島の宿命として
荷物を運ぶには船に乗せる必要があるので、
何かちょっと修繕するにも
手間と予算がかかります。

そのあたりも購入前にオーナーさんから
聞いておくといいかなぁと思います。


そして繰り返しになりますが、
この物件は2024年の5月末まで賃貸中。
まず、6月から月7万円の賃貸で入居し、
それを手付金として、
2025年1月の売却をご希望とのことです。

そのあたりも
すり合わせが必要だろうと思いますので、
興味がある人はひとまず
オーナーさんへ問い合わせるのが良いかと！

2025年は
瀬戸内国際芸術祭が開催されますし、
大阪では万博も開催予定です。

きっと賑やかな年になると思いますので、
良いスタートダッシュに
してもらえたらと思います！