スタイリッシュでぴかぴかの
新築マンションはもちろん素敵。
だけど、個人的にはいつも
昭和レトロなお部屋を選んじゃう。
この雰囲気がたまらなく好きなんです。

南向きのバルコニーを備えた1DK。
一人暮らしにちょうど良い間取りです。

外観からして好みで、
築52年の優しい雰囲気をまとった建物。
緑の階段を上って3階のお部屋へ
帰るの、なんか良くないですか？
夜中に喉が渇いたとき
自販機でドリンクが買えるのもうれしい。

さて、まずお見せしたいのは台所。
キッチンではなく、あえて「台所」。

どうですか、このタイル！
レトロなピンク色に、かわいらしい模様。
この色合いとデザインは、
新築マンションのキッチンには
望むべくもないような。
好きになっちゃいすぎて、
毎朝「おはよう」なんて
話しかけてしまいそう。

そして、タイルの上には
ピンクによく映える青い有孔ボード。
この組み合わせを考えた人、天才。
ここにフックを掛けて、
アルミのお玉や竹ざるをひっかけて。

自分で選んだガスコンロで
卵焼きを焼いたりカレーを煮込んだり。

窓を開ければ換気もばっちりです。

建物自体は古いけれど、
居室の床は畳ではなく
フローリングに替えられていますよ。

ローベッドとビッグクッションで
低く暮らしたい。
天然素材のフロアライトも置こう。
上の棚にはポトスみたいな
垂れる観葉植物なんて、どうかな。
あれこれ想像しちゃいます。

和のテイストに全振りした
インテリアはもちろん馴染むけれど、
アジアンも似合うだろうな。

たっぷりの奥行きはさすが押入れ。
突っ張り棒や収納ケースを入れれば、
服だけでなく日用品の買い置きや
シーズンオフの家電も全部入るはず。

すでにお気づきと思いますが、
建具も味わいたっぷりです。

たとえばこの引き戸。
昭和なデザインのすりガラスに
キュンとする人、私だけではないはず。

台所の窓は現代風の機能的な
網入りガラスとサッシになっていますが、
それでもレトロな空間になじむよう
型模様がついたタイプを
選んでくれているようです。

サニタリーだって昭和感満載。
トイレも浴室も
それぞれ窓がついていて
採光も換気も申し分なし。

大好きなタイル、ここにもいました！
壁面は台所とおそろい、
床は小石を並べたみたいなタイル。
シャワーがついているけれど、
洗面器で浴槽からお湯を汲んで
ざぶざぶ使いたい。

洗濯機置き場はバルコニーに。
洗い上がったらひょいひょいと
そのまま干せるのがいいところ。

玄関の細かいタイルも
かわいいったらありゃしない！
お好みのシューズクローゼット、
いえ、下駄箱を置いてくださいね。

玄関ドアも味わいがあっていいなあ。

賃料もとっても魅力的な、
昭和レトロなお部屋。
この台所では、
丁寧にお出汁をひいてお味噌汁を
作ったり、じっくり肉じゃがを煮たり。
土鍋でお米を炊いたり。
（2くち以上のコンロを選ばなくちゃ！）
そんな、昔ながらの暮らしが
よく似合いそうです。