ホワイト×木目をベースに、 アクセントウォールや差し色など センスを感じる要素が ぎゅっと詰め込まれたおしゃれルーム。 なんとリノベーションされた 団地なんですって！

間取り図を見てみると、 そうそう、このコロンとしたカタチ。 確かに団地なんですけれども 団地のよいところは大切に残して 1SLDK​に生まれ変わりました。

団地のポテンシャル恐るべし…。 内装やレイアウトを変えることで こんなにも垢抜けるものなのですね。 キッチン前のワイドなカウンターは まるでカフェにいるかのよう。

しかもカウンタートップにはタイル！ ああ、可愛い…。 たっぷり差し込む自然光が 料理を美味しく見せてくれそうです。

掃き出し窓の近くに レイアウトされたキッチンも 明るい光に包まれます。 2020年に行われた改修で 断熱サッシに変更されているため 断熱効果に期待が持てそうです。

家族や友人たちと談笑しながら 料理をふるまったり一緒に調理したり。 そんな光景が思い浮かびます。 収納はキッチン下だけではなく

カウンターの横にも造作棚があります。 デザインが素敵な食器を並べたり

本や趣味のコレクション品なんかを 飾ったりしても素敵でしょうね。 棚板は高さが変えられますよ。

ソファは写真のインテリア例のように 濃い色のものを選ぶことで キュッと引き締まった印象になり

ガラス扉の色鮮やかなフレームが より美しく引き立ちそうです。 リビングから洋室へと続く 味わいある灰色の壁は 左官仕上げだそうですよ。

落ち着いたトーンも素敵だし、 リビングとの繋がりを感じさせます。 こちらの洋室は寝室にどうでしょう。

窓の高さに合わせて ロータイプのベッドを置きたいな。 洋服は壁面のポールに吊るせば 部屋をスッキリと保てますね。

北側の壁は外断熱が施されているので 暑さや寒さが厳しい季節も 快適に過ごせそうですよ。

もうひとつのお部屋は 正面に映っている扉の先に。

ブラックのハンドルが付いた 素朴な縦板ドアを開けると…

まばゆい日差しが広がる 爽やかな家事室！ 掃除や洗濯をする前から 清々しい気分になれちゃいますね。

壁には棚板が設置されているので 納戸やパントリーとしても 活用できそうです。

サニタリーは玄関脇に。 扉手前のキュートな造作棚は 後ほどご紹介しますね。

洗面脱衣所とトイレが 一箇所にまとまっているようです。 設備は新しいものに 取り替えられているため 快適に使うことができますよ。

やさしい壁の色が目に入るたび 気持ちがほっと安らぎそうな洗面台。

ピカピカのバスルームも お風呂が楽しくなること間違いなし。

玄関とサニタリーまわりを 彩るのはダイナミックな造作棚。

ハンギングプランツや ドライフラワーなどを吊り下げて 賑やかに飾ったら素敵でしょうね。

モダンな姿へと生まれ変わった このお部屋は、東京都町田市に位置する 鶴川団地の一室です。

築年数は経っていますが 内装や設備の刷新にくわえて 耐震改修工事も行われているため これからも長く安心して 暮らすことができます。

鶴川団地は住民の方々の 自主管理によって守られているのだとか。 管理会社に委託するのではなく 自分たちの手で暮らしを整えていきたい …そんな考えをお持ちの方に おすすめしたい環境です。

また、このお部屋には 将来の買取価格が保証される 「買取保証オプション」という制度が 適用されているんですって！ 団地を買う時の不安を少しでも 「あんしん」につなげるために 誕生した仕組みなのだとか。

遊び心を感じるカラーリングと カフェのような佇まいに 心がときめくリノベルーム。 今こそ、憧れの団地暮らしに 一歩踏み出す時かもしれませんよ。

文・山中みく 香川県出身のイラストレーター。海と山の近くに住んでいます。古着と映画と旅が好き。 ＠miku_yamanaka