月並みな表現になってしまうことは 百も承知なのですが… 本当に、物語の世界から 飛び出してきたようなお家なんです。

ぶわぁっと広い敷地に佇む かわいらしい平屋。 梁のついた大きなウッドデッキに

玄関の上の三角屋根が目印です。

贅沢に広がるお庭では キャンプだってできちゃいそう。 車もたくさん停められるから お友達もいっぱい呼んじゃおう。

間取りは2LDKにロフト付き。 家族の団らんタイムを ゆっくり長く過ごしたいご家族に ぴったりかと思います。

では、さっそくお家の中へ。

玄関はウッディな建具に囲まれて カントリーな雰囲気に早くもうっとり。

リビングへと足を踏み入れると なんとなんと 暖炉があるではありませんか。

レンガに囲まれたこの一角の 魅力的なこと。 寒い冬が 大好きな季節になる予感がします。

ここで過ごしたら テレビやスマホよりも 暖炉の火を眺める時間が 長くなりそう。

高い天井についたシーリングファンも 憧れアイテムの一つ。 梁に取り付けられたハンガーパイプも なかなか気になる存在です。 ハンギンググリーンを飾ったり 寒い冬はちょいっと洗濯物をひっかけて ぽかぽかのお部屋で乾かしたり。 きっといい仕事をしてくれる。

キッチンの横にはデスクスペース。 子どもたちの宿題なんかは ここで済ませちゃうのがいいかも。 お料理中も目が届くし、

お部屋全体がL字になっているから 暖炉があるリラックスエリアとは ゆるりとゾーニングされているので 集中力もアップする気がします。

キッチンもきゅんとするデザイン。 この面材にホワイトの取っ手、 大好きな組み合わせです。 キッチンパネルの代わりに レンガ貼りなのも贅沢。

存在感が出がちなレンジフードも 吊戸風に目隠しされているんです。 つくりこみの細かさに感嘆…。

食洗器だってついているし

作業台もワイドサイズ。 このキッチンに立ったら お料理のレパートリーまで変わりそう。 分厚いアメリカンクッキーに 中身がぎっしり詰まったミートパイ。 この雰囲気に乗せられて 作り始めてしまう気がします。

さてさて、リビングに戻りまして 気になるロフトをご案内。

梯子をのぼると お部屋としても使えるぐらい ゆったりとしたスペースが 広がっているんです。

さっき見上げたシーリングファンと 同じ高さのロフト。 お友達とお泊り会の 特別な夜だけ お布団を並べて寝たりするのかな。 いつもより夜更かしをして こっそり何度もリビングをのぞく夜は きっと大人になっても忘れない 大切な思い出になるはず。

普段使いの寝室は こんな感じです。 アールで縁取られた オープン収納が素敵な7帖のお部屋。 もう1つ、5.5帖の洋室もあり どちらも2面採光、収納付き。

水回りに至るまで、徹底して お家にぴったりの建具や 木目のサッシが使われていますよ。

大きな窓がついたバスルームは 明るい時間のバスタイムも 気持ちよく過ごせそう。

そしてね、このお家の楽しみは まだまだこんなものじゃないんです。 こちらはリビングの窓からアクセスできる アウトドアリビング。

朝ごはんを用意しながら 「今日は外にしよっか」なんて 気軽にプチピクニックをしたり 暖炉用の薪割のストックなんかもこちらに。

もうちょっと気合を入れた バーベキューの時は ウッドデッキがいいかな。

その奥には 物置、と呼ぶには かわいらしすぎる小屋が。

隅々までこだわられたディテールは お家の中にも外にも。

想像以上に そこかしこに散りばめられていて

暮らしながら 宝探しをしているみたい。

お家に帰ってくるときは この煙突を目指してね。

白い柵に囲まれた 赤い屋根が あなたのお家だよ。

なーんて子どもに言い聞かせて お庭で帰りを待つ絵を想像して。

このお家で始まる、 自分だけの物語、というのは ちょっと大げさかな。

だけど こんなかわいらしい平屋に住んだなら いつだって物語の主人公の気分でいられそう。 お家と一緒に ハッピーなマインドもゲットできる カントリーハウスなのでした。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk