黒いキューブはなぜ、こうも未来的に 見えるのでしょうか。 キレのあるデザイナーズマンションの 登場です。

こちらメゾネットかと思いきや 3層のものはトリプレットと 呼ぶのだとか。 日本ではまだまだ珍しいそうですよ。 （画像はすべて別のお部屋のものです）

玄関を開けて入ると目に飛び込んで 来るのは、スケスケのバス＆トイレ！ 1階にサニタリーを集中させたのですね。 外観同様、ユニークでハッとします。 天井のトップライトからは陽の光が 優しく降りそそぎ、気持ちが良さそう。

白いタイル張りの浴槽と洗面台は 海外のアパートメントのような雰囲気が どことなく漂っていて 憧れの仕様にうれしくなります。

バスとトイレはそれぞれ個別。 これも珍しいのですが、 トイレの入口はカーテンで仕切られ 圧迫感がありません。 「扉がないと落ち着かないよ…」 という方が大多数だとは思いますが、 広いトイレがお好きな方には ぜひとも、おすすめ。

2階は階段をはさんで、リビングと キッチン＆ダイニング。 スケルトンの階段とコンクリート風の壁に 飴色フローリングの異素材ミックス。 デザイナーズマンションらしい エッジの効いた内装に痺れます。

シルバーで統一されたキッチンが 輝いていますね。 大きな窓に、縦型ブラインドの 組み合わせも、たまりません。 これは…おしゃれな雑誌で見る部屋！ ガラスやメタリックな家具で揃えて モダンインテリアで決めてほしい…。

リビング側の窓の外は ウッドデッキのテラスになっています。 木製の目隠しで囲われプライベートが 守られているので、チェアを置けば いい感じのチルスペースになるに 違いない。

非常階段を思わせるような グレーチングの階段が キリリとクールでSF映画のセットみたい。 そうそう、外観といい全体がSF映画に 出てきそうな魅力にあふれている お部屋なんですよね。

クールな内装とは対称的な 緑の借景が大きな窓のむこうに 見える寝室。 無機質+有機質の相乗効果で、 なんとも心が満たされる。 6.7帖の広さがあり、 ダブルベッドを置いても大丈夫。

窓の外はバルコニー。 お部屋の間口いっぱいに伸びているので 結構ゆとりがあるみたい。

緑の借景の正体は、 樹々が豊かな公園でした。 バルコニーからよく見渡せて お散歩コースにも最適。

寝室の階段を挟んで反対側には サービスルーム。 6.9帖と、ゆとりのある広さなので ひとり暮らしなら、 贅沢な書斎が叶いそうです。 また、こちらペットの相談も可能なので ワンちゃんネコちゃんのお部屋に することも。 愛しいペットと専用の広いお部屋で のびのびゴロゴロ遊べるなんて、 いいなあ…。

大阪のベッドタウン、吹田市にあり、 阪急千里線、南千里駅から徒歩14分。 必要なら駐車場がセットでお安く 借りれるそうですよ。 （セットの場合は15,000円／月）

未来的でソリッドな黒のキューブは 緑の景色に心癒され、ペットと住める SF的ユートピアのようでもありました。

文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link