思わず「お見事！」と言いたくなる
ビルへの擬態っぷり。

そもそも看板建築とは、
木造を鉄筋コンクリート造に
見せることを狙って作られた建物。

つまりこの物件は、
看板建築の本懐を遂げた！
と言っても過言ではないのです。

外壁は飴色のタイル張りで

モルタルでの仕上げでしょうか？

かわいい小ビル感のある外観。

こう見えて住んでも商ってもいい
木造瓦葺2階建物件、
要するに「一戸建て」！ほら、内観を見ると、
時間の経過をしみじみ感じるのと同時に
「なるほど木造」と納得できますよね。

実際に住むにはところどころ
手を入れる必要はあると思うのですが、
それでもこの使い込まれた
パーケットフロアの感じや

壁に描かれた落書きや

コロンとかわいい照明、

入口のお店／事務所スペース
なんかの空気感は
出来るかぎり残したいところ。

サイズ感といい、
この窓をはじめとする
レトロなデザインといい、
とにかくかわいい！（語彙力）

この物件に住むために
思い切って独立して
事務所開いちゃいたいくらい。

そしてもういっそのこと、
屋号は「Sawada」にしましょう。

職種は選ぶようですが
お店もひらけるので、店舗もいいし、
事務所としての利用もよさそう。

職住一体のコンパクトな空間を
カルチャーの町、一乗寺で持てるチャンス。

立地は一乗寺の
サイゼの裏あたりらしいので、
天下一品の総本店も近いってこと。

そう、一乗寺は
カルチャーの町でありながらも、
天下一品の総本店だけにとどまらず
今やラーメンの町でもありますよね。

行列のできるラーメン店がたくさん。

さらに近辺に京都工芸繊維大や京都芸大、
少しいけば京都大学だったりもある
学生街で活気がある下町。

なので、ラーメン屋やカルチャー系の
あれこれ以外も美味しいお店や
魅力的な個人店・人の多い、愛される町。

そんな町で、
自分の小さな可愛い城を持つの、
とてもとてもよい未来な気がします。