何でもできる気がしてくる フリーダムなワンルーム。 床材でゾーニングされた 広々空間は そのままセレクトショップを オープンしたってサマになるような シンプルだけれど 洗練された装いです。

6帖の土間を擁した 大胆なワンルーム。 68㎡もあるので 上手に仕切れば ファミリーで暮らしたって 余裕のある広さです。

まずは、玄関を入ってすぐの こちらのスペース。 ここが土間になっておりまして。

間取り図につけられた名の通り アトリエにするもよし。 デスクを置いて ワークスペースにするもよし。 トレーニンググッズを置いて 自分だけのジムにしたり 自転車のメンテナンスをしたり… どんな人が どんな風に使うんだろう…と 想像するだけでワクワクします。

色ムラのある床が いい味を出しているし 袖壁のダークグレーも 空間をきゅっと引き締める いいアクセント。

24帖の居室は どうやって使おうか。 真ん中で仕切れば それぞれの空間に光が入るし

床の段差も 用途を切り替えるのに ちょうどいい塩梅です。

真っ白なキッチンは インテリアの邪魔をしないよう 極限まで存在感を抑えたようで その控えめさが 好感度大。

このお部屋には どんなインテリアが似合うかな。 このコーディネートをそのまま真似して ヴィンテージで揃えるのもいいし ミッドセンチュリーっぽく ポップな色を添えるのも よく映えて似合う気がします。

お部屋の奥のスペースには 向かって右側に大きな棚。 こちらは収納としても デスクとしても 使い勝手がよさそう。 君はもしかして 元・押入れかな？ その隣には ハンガーパイプもありますよ。

逆側には可動棚。 こちらは贅沢に ディスプレイに振り切るのも 楽しいだろうな、と思います。

パーテーションや カーテンを駆使すれば ワンルームから 2LDKくらいまで 幅広く使えそうなお部屋。

だけど、こうして全体を引きで見ると できればこのまま大空間を 独り占めして 都心の6帖ワンルームでは 叶いっこないような 大きなベッドやダイニングテーブルを 惜しげもなく贅沢に 配置したくなったりもするのです。

土間をどう使うか、 部屋をどう仕切るか、仕切らないか。 どんなインテリアで お部屋をコーディネートするか。 すぐに決めなくたっていいし たくさん思い浮かんだら まずは全部持って住んでしまえば いいんじゃないかと思います。 6帖の土間と 24帖ワンルームなら たくさんの夢を片っ端から広げても 受け容れてくれるはずですから。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk