趣味をとことん突き詰めた お部屋に暮らせたなら…… できれば賃貸で、手軽に。 最初から、自分の好きなものに 振り切った空間があれば、 それってとてもありがたい話だ。

今回、ぜひとも皆さまに ご紹介したい物件は、 千葉県柏市に誕生した 新築ピカピカの賃貸住宅。

その名も「a*（エースター）」。 銀河系の中心にある ブラックホール「イテ座A*」から 名前を付けたのですって。

この物件のオーナーさまは、 2020年に同じ千葉県柏市に 9戸全戸それぞれ異なるコンセプトの ザ・趣味中心！　の賃貸住宅を建てた方。

世の中の、趣味を愛する人々や 不動産関係者をワクワクさせた方が、 またもや夢を現実にしてくれました。

物件は敷地内に全部で5部屋ありまして、 それぞれが異なるコンセプトを持ち、 ガラリと違う魅力を放っています。

たとえば、自分の愛車を 居住空間の中央にドーンと ディスプレイできるお部屋だったり。 プロ仕様のゴルフシュミレーターが 付いているお部屋があったり。

シンプルなホワイトの外観からは 想像できないこだわりが、 たっぷり詰まっているわけなのです。

この記事で取り上げるのは、 タイトルのとおり シアタールーム付きのお部屋。 さっそく詳しく見ていきましょうか。

ちなみに屋外駐車場は ２台分も付いているので、 車生活の方もご心配なくです。

シアタールームがあるのは002。 部屋番号をお間違えなくね。

間取りはメゾネットタイプの2SLDK。 あるぞあるぞ、1階に 「防音シアタールーム」！

玄関からお部屋に入り、 視線をスイと進ませると……

もうすぐそこです、映画館。 分厚い扉でしっかり守られた、 自分だけの秘密の映画館です。

ドキドキ、どんな感じかな。

おぉ、おぉ、いいですね！ シックな内装で落ち着く雰囲気。 ゆったり12帖ありますから、 大きなソファを置くのもいいなぁ。

ふかふかソファに体を沈めて、 映画の世界に心を浸してさ。 なんて贅沢な時間の使い方だろ。

推しのライブ映像を流して、 思う存分はしゃぐのもきっと楽しい。

人目がない、自分だけの シアタールームなんだもの。 どれだけ笑っても、泣いても。 心に蓋をせずに過ごせる 貴重な空間になるんじゃないかな。

設備面も漏れなくお伝えしたい。 こちらのシアタールーム、 物件を担当した施工会社が 取り扱う防音室の中でも 一番グレードの高い仕様なのです。

終日80㏈までなら音を出してOK。 かつ、朝９時～21時までは90㏈まで 大丈夫ですよ、のルールになっています。

80デシベルってどれくらいだろ？ と思ったら、走行中の電車内、 鉄道の線路脇、パチンコ店内ほどの 音の大きさがあるそうで。

90デシベルになると 大声の合唱、騒々しい工場の中、 目の前で吠える犬の鳴き声ほど。 通常の集合住宅であれば なかなか出せない音量が、 このシアタールームの中であれば 問題ない！　というわけなのです。

魅力はそれだけではありません。 さらに驚くべきは、備え付けの設備！

映画を存分に堪能できるように、 プロジェクターやスピーカーは 選び抜かれた精鋭たちです。 プロジェクタ－なんて、 それだけで約100万円なのですって。

スピーカーやアンプの金額を加えたら いったいいくらになるの……？　と 思わず目がまんまるになってしまう。

機械に詳しい方が見れば ワクワクが倍増するかもしれませんので、 設備の詳細もそっと載せておきますね。

【シアタールーム内設備】 ・4KネイティブHDRプロジェクター SONY VPL-XW5000 ・HDR適合スクリーン OS+e PX-100H-HF102 ・アンプ DENON AVR-X1700H ・センタースピーカー Klipsh R-52C ・コーナースピーカー Klipsh R-610F ・サブウーファー Klipsh R-100SW ・天井スピーカー SONY SS-CS5 ・ブルーレイプレイヤー SONY UBP-X700

さて、なんだかすでに 胸がいっぱいの感覚ですが、 そのほかの空間も 抜け目なくすてきですのでね。 お次はランドリールーム、いきましょう！

ランドリールームは ふんわり光が差し込んで、 明るくさわやかなイメージです。 水色のアクセントクロスがおしゃれ。

収納が多いのも助かるな。 自分で家具を用意しなくていい。

そしてそして、なんと こちらのガス乾燥機も備え付け！ 乾太くん、本当にあると便利です。 我が家でも毎日大活躍しています。

ベランダも付いているので、 外干ししたいときの動線も スムーズで助かりますね。

ゆったり、広めのベランダです。 椅子のひとつくらい置けそう。

洗面台にもたっぷり収納できます。

バスルームは洗面所の奥に。

うんうん、清潔感があって。 映画を見続けた体を 真っ白のバスタブに預けて、 じんわりほぐしてあげましょう。

トイレは1階と2階に ひとつずつありますよ。

今回のお部屋、 シアタールームの魅力はもちろん、 収納が充実しているのもうれしいな。

廊下にもこのとおり、収納が。 このお部屋で暮らしているうちは、 物があふれることはなさそうです。

ではでは、お次は2階へ。

キリがいいので、もう一度 間取り図も出しておきましょうね。

2階にはLDKと、トイレ、 洋室がふたつあります。

LDKは13.3帖と 使いやすそうな広さ。

リビングにテレビ…… 置きますか？　一応ね？ 真剣に大作を観たいときは、 やっぱりシアタールームに 足を運びそうな気がします。

キッチンは３くちコンロ。 グリルも付いて、収納もたくさん。 暮らしに不便を感じることは ないのではないかな。

リビングのお隣には 5.5帖の洋室があります。

たとえばこちらのお部屋を 本専用にするのもいいなぁ。 自分だけの映画館に図書館、 たまらなく憧れる生活です。

コンパクトな収納も完備です。

こちらは6.6帖の洋室です。 寝室はここになるのかな。

実は物件のお隣に フットサルコートがあるのですが、 ありがたいことに窓は二重サッシ。 シャッターも付いています。 音は気にせずゆっくり寝ておくれ、と 言ってくれているような心配り。

収納は壁一面にありました。 スッキリとしたデザインで 圧迫感がないですね。

なんとなくですけど、 この物件を選ぶ人同士は 気が合うんじゃないかなって。

ひとつのことに突き抜けた 個性的なお部屋を選択する、 キラキラのセンスの持ち主たち。 きっと共鳴する部分があると思います。

「こんにちは」のそのあとに、 「あ、そちらのお部屋って……」と それぞれの魅力を確かめられたら。 自分の好きなものと、人の好きなもの。 お互いに示し合うことで、 世界がグンと広がるんじゃないかな。

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文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。最近はInstagramのストーリーによくいます。 @kmn_nana