ダークカラーの外壁に、木の格子戸。
最近の長屋はおしゃれねえ、なんて
言いたくなりますが、
同じくらい注目してほしいのが
手前にのびる小さな路地。

ここは京都・JR丹波口駅近く。
中堂寺通りを南へ下った先にある、

行き止まりの路地、つまり「ドンツキ」。
外部の人間が気軽に入って来にくく
子どもを安心して遊ばせることができる
ドンツキの利点を活かし、
子育て支援を目的として建てられた
新築のドンツキ長屋なのです。

4戸の長屋として設計されているものの
それぞれの柱は独立しているので、
柱を共有している長屋と比べて
強度と防音性が高い構造なのだそう。

今回はA〜D号地のうち、
2LDK＋ロフトのA号地とB号地の
お部屋をご紹介します。

A号地はもっとも中堂寺通り寄り、
建物を正面から見て右端の区画。

表の格子戸から
コンパクトな玄関を挟んで
すぐLDKが広がる、
路地に開けたつくりが特徴です。

約13帖あるLDKの床は
あたたかみのある無垢フローリング。

3くちコンロやたっぷりの収納を備えた
スタイリッシュなキッチンが
空間によくなじんでいます。

キッチンの隣にある扉はトイレ。
やったー、ここも床は無垢材だ。

背後の扉の奥にはサニタリーが。
洗面台は使い勝手が良さそうな
サイズ感と収納の数で、

バスルームは小窓がうれしいですね。

つづきまして階段を上って2階へ。

階段を上りきると
正面にクローゼットが見え、
その手前を左に入ると

5.8帖の洋室があります。
ここは寝室にしましょうか。
足触りの良さそうなフローリングに
お布団を敷いて寝るのも捨てがたいし
天井高があるから大きめのベッドを
置くのも捨てがたい。

はしごをかけた先には

こぢんまりしたロフトがあり、

深いグリーンの襖戸の奥は
4.5帖の和室になっています。

和室には押入に加えて
かなり奥行きのあるオープン収納が。
こっちは子ども部屋にするのが良さそう。

お隣のB号地もA号地と同じく
表の格子戸を全開放することが可能。

こちらはLDKの床がタイルで
より路地と一体感のある
シームレスなつくりが特徴です。

A号地のフローリングも良かったけれど
スタイリッシュなタイルも素敵。
なんと、床暖房が備えられています。

ハイスペックなキッチンはA号地とおそろい。

2階の襖戸は鮮やかな赤、

和室の襖もすべて赤で統一されています。

どの号地も和室の窓から路地で遊ぶ
子どもの姿を眺めたり
「おーい！」って声をかけられるほか、

全戸にモニター付インターフォンを完備。
これなら小さなお子さんがいても
安心して過ごせますね。

路地の植栽はサツキツツジとヒラドツツジで、
4月～5月にかけて、赤、白、ピンクの
きれいな花を咲かせるそう。

ドンツキ長屋のような形態の住居は
あまり見なくなった昨今ではありますが、
子どもの遊びって縄跳びとかボール遊びとか、
じつは昔とそんなに変わっていません。
この路地ではしゃぐ子どもたちを
見守り、見守られる暮らし。

3月2日（土）にオープンハウスが
開催されるそうなので、
気になる方は足を運んでみては？