ディテールへのこだわりに、
思わず「ナイスリノベ！」と叫びたくなる
物件にたまに出会いますが、
本物件もそんなお部屋のひとつ。

間取りは典型的な一人暮らし用の1DK。
1972年築と、築年数もそこそこですが、

玄関を入ると、いきなり天井までの造作棚。
よく見るとロングブーツや
傘用のスペースがあるではないですか。
扉もレトロでかわいらしく、
期待が高まります。

ダイニングキッチンは4.5帖ながら
このタイプの間取りには珍しく
窓のある明るい空間。

キッチンの天板には白いモザイクタイル、
その周囲に大きなサイズの白いタイルが。
シンクも白で統一され、
かわいいだけでなく清潔感があります。

隣に目をやると、2つの木の扉。
左が浴室で右がトイレです。
扉のデザインやドアノブに
こだわりを感じますね。

このまま先に見せちゃいましょう、
浴室のバスタブはなんと猫足！
しかもレインシャワー付きです。
お風呂も元々はよくあるタイプの
ユニットバスだったんだろうなあと
思うと感慨深い。
よくぞ素敵に変身させてくれました。

トイレは温水洗浄便座。
キッチン同様、清潔感のある
大小の白タイルで覆われています。

ダイニングキッチンの奥は7帖の洋室。
無垢フローリングの床に
西向きの窓からの光が注ぐ
気持ちの良い空間です。

DKとの間仕切りになっている扉が
また良い感じなんです。
木の風合いたっぷりの素材に、
レトロなモールガラス。

取っ手はタイプ入りの黒いアイアン。
「Keystone Type Foundry」とは
かつて米フィラデルフィアにあった
キーストーン活字鋳造所から
発売された書体を指すようです。

昔ながらの押し入れがあるってことは
ここもかつては和室だったのでしょう。
たっぷりの容量はそのままに
白で塗装しておめかし。

その隣にも小ぶりな収納がありました。
ふだん使いの服はこちらへ掛けて。

ベランダからはこの景色！
写真は同間取りの4階のお部屋のものですが、
3階からでもそれほど変わらない
ひらけた光景が楽しめるのではないかと。

そう、お伝えするのを忘れてましたが
このお部屋はレトロなマンションの3階。
東急の大岡山駅から徒歩6分の立地です。
駅からの道中には、
豆自慢のコーヒー屋さんやパン屋さんが
あるほか、物件下には中華料理屋さんと
居酒屋、目の前には小さなカフェもあるそう。

もともとDIY感のある室内に
自分でも少し手を加えてみたり、
外に出て大岡山の町を開拓したり。
なんてことはないけれど
小さなワクワクに満ちた日々を
予感させるお部屋です。