きゅっと引き締まる 冬の冷たい空気が 少しずつやわらいで 日差しが春の陽気に変わって 北風からそよ風に…。 そんな季節の移ろいを 目一杯楽しめるお部屋です。

メゾネットの2LDKは なんと全部屋ベランダ付き。 これはうれしいサプライズ。

ゆったりとした玄関は 窓からだけではなく、 ガラスブロックを通した じんわり優しい光も差し込んで 清々しい空間です。

いつもの帽子、いつもの上着。 レギュラーメンバーのポジションが 用意されているのもうれしい。

1階には洋室が2部屋。 まずこちらは5.8帖のお部屋です。

収納はオープンタイプ。 お好みの布で 目隠しできますよ。 扉がないから 家具の配置の自由度も増します。

こちらは6帖のお部屋。 どのお部屋も日当たりがいいって 集合住宅においては かなり貴重なんじゃないかな。

ぽっかりと空いた収納は ディスプレイ欲も湧きますね。

お部屋にアクセントを加えるように カラフルなお洋服を掛けたなら オープンのままで インテリアの一部にしちゃいましょう。

水回りも1階にまとまっています。 造作の洗面台、かわいい！

天板のニュアンスカラー、 珍しいですね。

真っ白でピカピカと明るい バスルームは窓も付いていて 昼間に入るのも気持ちがよさそう。

トイレは脱衣所の中にありまして 生活空間と距離があるのも 高ポイントです。 誰かと暮らす上でも お友達を招待するシーンでも 安心感があります。

さてさて、お次は2階へ…。

の前に、階段も なかなか癒しのスポットです。 このちょっとしたカウンターには グリーンだったり コレクションの本や小物を ちょこちょこと並べてもかわいいし

見上げれば青空を切り取るように 大きな窓が。 2階へと上るひとときも 自然と顔が上を向くんだろうな。

さて、お待ちかねのリビング。 バーチ材の無垢床に たっぷりの日差しが降り注ぐ 勾配天井のお部屋は このままごろーんと 寝っ転がりたくなる。

それにね、窓の数が とにかく多くて。

ほらほら、高窓なんて このお家ならではだし

全部の窓を開け放てば お部屋全体が風の通り道に。

ちょうど天井が低くなった所に キッチンが配置されているのですが 背面に大きな窓がついていて ちっとも窮屈さがないんです。

天板から面材まで 真っ白で仕上げられたキッチン。 この馴染み方を見ると ふむふむ、このお部屋には 白い家具が似合うのだな、と 妙な説得力さえ感じられます。

3面に設置されたベランダのうち キッチンの背面が 1番コンパクトですが それでもこの広さ。

備え付けの花壇までついています。 ハーブとか野菜を植えて 朝起きたら朝食の準備のついでに 水をあげに行って ちょうどよく育った子たちは そのままサラダに…なんて楽しそう。

一番広いベランダはこちら。 お部屋並みの広さがあって 圧倒されます。

過ごしやすい季節には 屋外ソファを置いて読書したり、 マットを敷いて朝ヨガなんて、 浮かれすぎかな…？

でも目隠しもしっかり高さがあるので ちょっとくらい浮かれたって大丈夫。

妄想をベランダいっぱいに広げて そのまま実現しちゃいましょう。

勾配天井と3面のベランダで 空間が縦にも横にも広がって 14.8帖というリビングが 何倍も広く感じられるなんて なんだかすっごくお得かも。

窓から遠くに見えるのは 六甲の山並み。 空が近くて、風に触れられて、 足元には無垢床が広がって。 まるで自然の真ん中にいるような のんびりとした気分で 暮らせる予感がするのです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk