海辺の街の古民家で、商いをしながら暮らせるとしたら。(神奈川県三浦市129㎡の売買物件)
「おばあちゃん、ただいま」と 思わず言いたくなる玄関。
ガラガラと引く音すら愛おしいガラス戸に ポッと灯った橙色の照明、 赤いポストが目印。
なんてパーフェクトな古民家なのでしょう。 石灯籠の小庭、 木の肘掛けが連なるガラス窓。 旅館と言われても納得の佇まい。 玄関がこれまた素晴らしい! 小粋な内窓と 作り付けの靴箱。 自然木の曲線がお出迎え。 これぞ日本家屋の技。
洗い出しのタタキに 飛石が加えられていることで、 まるで小川を渡るような感覚に……。 ここは住んでも良し、 宿泊施設としても良し、 お店、ギャラリー、オフィスなどにも 幅広く利用できる物件です。
自宅兼〇〇として利用するのもOK。
2階建の5LDK、
建物面積は129.43㎡もありますから
どう活用しようか夢が広がります。
ご立派な柱や欄間などは残しつつ、 水回りは新しく。 すりガラスのサッシが やんわりと外の景色を遮ります。 サッシも天井も床も柱も、木。 木に包まれるようなお部屋ですね。 アイランドキッチンの壁には 渋みの効いた碧色のタイルが 貼られています。 木との相性が良い色合いで センスほとばしるアクセントカラーだなあ。
奥には家電を置きやすそうな棚があります。
食器棚などもアンティークの木目調で
合わせて揃えていきたいところ。
穴場の古民家カフェや 撮影・宿泊もできるレンタルスペース。
海辺の街の古民家で 制作しながらゆるりと暮らす、 アトリエ住宅なんてのも素敵だな。
文・戸田江美
デザイナー。荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e