建物はもちろん、周辺環境まで最高。 そんな理想の詰まったシェアハウスで 暮らしてみませんか？

場所は、岡山県の西粟倉村にしあわくらそん。 「照葉舎しょうようしゃ」といいます。 周囲には山から移植した多種多様な 木々が植えられており、 夏は青々とした“葉”が茂り、秋は紅葉。 冬は葉を落とし、その隙間から “照”らす陽の光を浴びて 生活する“舎（家）”、という意味が 込められているといいます。

確かに黒い板貼りと白い塗り壁の コントラストが美しい外観は、 緑と陽光が射す風景によくなじむ 上品なたたずまいですね。

プロジェクターやスピーカーなども 備えたリビングはみんなの憩いの場所。 無垢材をふんだんに使った 暖かみのある空間です。

リビングの一角にはレンガ造りの 壁に囲われた薪ストーブまで。 都会ではなかなかできない体験ですね。

リビングからつながる カウンターデッキでは BBQもできちゃいます。 大自然の中で食べたら おいしいだろうなぁ。

こちらのシェアハウス、 「食」をテーマにしており、 入居条件も「食に興味があること」。 ということでキッチン周りも もちろんハイスペック。 コンロは3つくち、電動コーヒーミルや 大理石のワークトップまで 完備しています。 時には同居人とお菓子を焼いたり、 コーヒーを淹れてあげたりと、 「食」を通して楽しい交流も 生まれそうですね。

また、冷蔵庫や食品保管庫、 靴箱などは、一人ひとりに 専用のスペースが 割り当てられています。

なので、細かなストレスも無縁。 こういう所がきっちりしているのは ありがたいですよね。

上半分は香りも楽しめる板貼り、 下半分はお手入れのしやすい タイル貼りのお風呂。 脚を伸ばしてゆったりと。

ドラム式洗濯機も強い味方です。 ここでも一人ひとりにBOXが 設けられていて、洗剤や柔軟剤など お好みの備品を保管しておけますよ。

共用部分だけでなく個室も魅力的で…

1階の1号室は約10帖のお部屋。 ベッドや本棚、照明なども設備として ついてくるので最小限の荷物でも 生活を始められそうです。

デスクトップPCとノートパソコン 両方広げられそうな味のあるデスク。 本棚も大容量なので書籍や資料が 多めの方でも安心です。

2階にはお部屋が3室ありまして

こちらは2階の2号室。 1号室と同じく10帖ほどの広さです。 窓から見える景色が清々しいですね。

このお部屋にはロフトも ついているので、大きめの荷物が 多めの方にはうれしいですね。 このほかにも、もう少し小さめの お部屋もいくつかあるようですよ。

そしてこのシェアハウス、 素晴らしいのが周辺の環境。 自然環境はもちろんのこと、 近隣には面白そうな施設やお店も たくさんあるみたいですよ。 入居者向けに貸し出されている 無料のレンタル自転車や、 有料の小型モビリティでちょっと 足を伸ばしてみましょう。

自転車で15分の所にある村役場に 併設された図書館は、2021年の ウッドデザイン賞も受賞した すてきな建物。 図書館に近くには道の駅や スーパーもあるので お買い物がてら、ふらっと 立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

徒歩7分ほどの場所には「amoca」という インキューベーションセンターが。 ローカルベンチャーの 活動拠点となる施設です。

こちらのコワーキングスペースは マンスリー契約の方は無料で 利用ができるので、 ワーケーションにもぴったりですね。 Wi-Fiや電源のほかに、 たき火まで無料で利用できる というのはなんともユニーク。

お隣の白い建物には 貸しオフィスもあるので、 本格的に起業したいという方も安心。 ほかのテナントの方との交流は きっと良い刺激になるはず。

このほかにも ログハウスが自慢のカフェ「ログM」や 地元産の食材を使った「小林菓子店」、 日帰りで利用できる温泉施設etc…。 ここ、西粟倉村にしあわくらそんは 様々なお店や企業が 豊かな自然の中に点在する まさに「上質な田舎」です。

関西圏からだとおよそ2時間と、 比較的アクセスが良い場所でもあります。 村全体を家のように使って遊び、働き、 このシェアハウスに帰って 楽しい仲間と食卓を囲む…。 そんな時にふっと湧き出た アイデアから、新しい「職」も 見つかるかもしれませんね。

文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。