真っ白な部屋はあかるい。
ここはそれでなくとも小さな部屋だ。
窓から入る自然光が、
白と反射し合ってここに留まっている。

いろいろと都合はあるもので、
小さな部屋を探していた。
でも圧迫感や、閉塞感はつきもので。

そりゃそうだよな、と
自分を納得させようとした時に、
このムードがある部屋と出会った。

カウンターのついたキッチンは、
コンパクトでミニマル。
引越しを重ねてきた私は
あまり物を持っていないのだけど、

気に入っているステンレスケトルと、
花のような形のお皿が、
ここに似合いそうだなと想像して。

上の吊り下げ棚にはまず、
ふきん掛けを取り付けるだろう。
自分の動線がなんとなく、もうわかる。

タイル張りの床面を、
さっと掃除できるような
ほうきを用意しよう。

トイレが個室、重要な条件。
ここはさらりとクリアしてきた。

いいね、シャワーだけ。
価値観が合ってるの。

隣にほんの少しだけ、収納スペース。

最近はいろんなサービスがあって、
冬服はクリーニング屋に預けている。
そういうのを調べるのも好きな性格。

洗濯機は室内に置けて、

ベランダがわりと広いのが良い。
シーツも干しやすそうだ。

高速道路ビュー、というのも
なんだか私に合っている気がする。

白くあかるい昼間が去ったなら、
夜は電球の明かりで静かに過ごす。
自然と眠くなったなら、
またあかるくなるまで眠りにつこう。