少し以前までは
注文住宅を建てるしか
方法はなかったと思うのですが、
時代は変わりました。

この
木の香りを帯びた風が
そこかしこから抜けるだろう
涼やかな感じね。


3階建の3階部分。

ワンフロアのアパート物件。

構造と敷地を加味して
最大限の開放感を
手に入れたのでしょう。

まずもって、見晴らしがこれ。

新丸子の空は、都心に比べれば
とても抜けています。

3階へ上がってくる階段から
占有のテラスも
また開放感というかもうね…

高所恐怖症の人には
少しハードルが
高いかなというレベル。

玄関を入ると
土間が左右に広がっているので
玄関渋滞が起こりにくそう。

観葉植物も育てやすく便利でしょう。

ここは
外にも、外からもオープンな場所。
そこからずずいと奥へ続く居室は
1R的でもあり1LDK的でもあり。

おそらくこのリビングが
心理障壁的になって
「奥はプライベート！」感を
うまく演出してるのでしょう。

それとこのクランク状になっている
キッチンとの境目ね。

風通し的にも採光的にも
そしてデザイン的にもこの部分が
うまく効いてるな！と思います。

リビングの壁一面を
デスクと収納棚にして
最後にこの洗面台ってレイアウトも
間取り的にもうまくできているし、
何よりこの雰囲気が素敵。

気だるい夏の午後、
仕事の途中にじゃぶじゃぶ顔を洗って
少し違う風にあたって
仕事に集中し直すとかね。
なんて良いSOHO。

建物全体にどこか和のテイストを残して
リラックスしやすい状況を作っているのも
またこの物件の良さでしょう。

それにエアコンの位置を
収納とうまく噛み合わせて
ダクトを見えないように処理したり。

細かい気遣いが
完成度を高めてると思います。

素敵。


こんなところで
二人で気持ちよく暮らせたら、
幸せなんだろうなと夢想してしまいます。

自宅勤務と東横線ユーザーの
共働きで、
たまに川辺に行って散歩したり、
下町の飲屋街を軽く飲み歩いたりを
共有できる暮らし。

突然遊びに来る友人が居ても
このレイアウトなら奥の奥までは
覗きに入らないでしょうし、
キッチンもキッチン収納も
急なディナーにも対応できそうなサイズ。

タンクレストイレも

お風呂も

お客様にお貸ししても恥ずかしく無いし、
ちょっとそっけない位で
とても雰囲気にそぐうチョイス。


何より外から帰って来るときに
部屋のあかりを見上げられるのが
嬉しかったり。

ただいま。おかえり。
おなかすいた！知ってる。笑
そんな日常。

あれ、なんか
人生やり直したい気がしてきた。