なんとなくイーストトーキョー版「かもめ食堂」みたいな雰囲気だなあ〜って、このお家の前を通るたびに思ってたんです。

薄いグレーとベージュのツートン外壁。 ８つの出窓。

そしてご機嫌に咲いている植栽たち。

目の前は銀杏並木で、秋になると黄色に舞う葉と路面電車の風景が楽しめます。ノスタルジー。

すぐ近くに商店街があって、かわいいおねえさんがやっている焼き菓子屋「necoya」さんがあります。 これまた「かもめ食堂」に出てきそうな感じのお店。

焼きたてスコーンを抱えて、銀杏並木を越えておうちに帰ろう。

出窓からはあったかい陽。 都電の線路に面していますが、一車両の路面電車はそこまで音もうるさくないし、終電も遅くないので、騒音が耐えられない！ってこともないと思います。

IHキッチンでコーヒーを沸かして。

ぽかぽか、日差しを感じながらおやつタイム。

間取りはこんな感じ。

最低限の収納スペース。 近くにホームセンターがあるから、ツーバイフォー買ってきて収納ラックDIYしても良いかも。

３点ユニットです。

頑張りすぎない一人暮らしデビューをあたたかく迎えてくれそうなお部屋。

最寄駅の舎人ライナーってあんまり聞かないと思いますが、10分程度で日暮里に着く電車です。 ここらへん、以外と立地が良いので穴場だと思うんだよなあ。

道を挟んでお隣にはアジアン料理店「HARE-ZOU」さん。 目の前の都電の線路の向こうには、黄色い壁がかわいい、ちいさなケーキ屋「woo roo goo」さん。 そして目の前で天ぷらを揚げてくれる小料理屋「山の井」さん。

個人商店もあるし、スーパーも薬局もチェーンレストランもあるし。

背伸びしない、のんびり下町暮らし、楽しいですよ。

文・戸田江美

1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

トダビューハイツ