ここの前を自転車で通り過ぎる度に気になってたんです。下町の細い路地が込み入った住宅街に、突如現れる現代アートっぽいマンション。

外観だけじゃありませんでした。 観音様がお出迎え。

仕事でへっとへとになって帰って来たら、邪な心をここで捨ててから、お部屋に帰りましょう。

オートロックなので安心です。

部屋はコンパクトなワンルーム。照明が昭和臭して、この町に似合ってます。日当たり良い南向きだから、日向ぼっこにはちょうど良さそう。

ここら辺ほんとうに静かなので、スーーーッとお昼寝タイムに没入。

キッチン、キュッ。自炊は最低限、っていうお一人様なら十分かと。

トイレの床は緑。外観の赤の捕色。

この広さだと洗濯機はベランダ…？かと思いきや、きちんと中置きスペースが。ありがとう、観音様。

シャワーのみですが、荒川区は銭湯多めの町なので、フル活用しちゃってください。

冬至の日は柚子湯に。レディースデーはキャンドル露天風呂にしてくれたり。季節を感じながら非日常を味わえる銭湯。

このお部屋の周りにはいくつか、老夫婦がやってる居酒屋さんがあります。どのお店もキャラ立ちがすごいんです。物件も町も濃く味わう、下町ライフをどうぞ。

文・戸田江美

1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

トダビューハイツ