下町にシャーロックが住むのなら。
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
この部屋見た瞬間に「あ、シャーロック住んでそう」って思ったんです。おしゃれだけどどこか孤独な感じ。 完全にフィーリングなのでなんとなくなんですけど、もし、東京の下町にシャーロックが住むのならこんな部屋かも。 そう思って見ると、外観が探偵事務所っぽく見えてきちゃうんだなあ。 夜の雰囲気がまた良い。この写真を掲載するあたり、オーナーさんのセンスの良さがうかがえますね。ハドソン夫人みたいな人だったら良いな。 この階段。どこかレトロでミステリアス。コツコツと革靴の音立てて階段を上がれば、そこは西日暮里のベーカー街221B。 陽のさすワンルーム。ここにソファ置いて、キーワードを書き込んだメモを壁に張り付くす下町のシャーロック。
飲むのは紅茶?もしかしたら徒歩で行ける谷中の珈琲かな。 白×黒×木って、パキッとクールなんだけどちょっと温もりある感じ。光と影が印象的なお部屋だなあ。
1フロア2世帯で隣室とは共有階段を挟むから、お隣さんと接する面はありません。RCだから音漏れもしないはず。それにオートロック、防犯カメラ、TVモニターフォンつき。
そこは神経質なシャーロック。 だけどトイレとシャワーは大胆なシャーロック。扉が透けておるぞ!
タイル張りの水回り、「古い」が一周回ってかっこいい。シャーロックは目地まで細かに掃除することでしょう。あ、でももしかしたらワトソンにやらせるかも。
そしてキッチン下にドラム式洗濯乾燥機がビルドインされています。さっすが彼は合理的。 植えられてる花が紫色っていうのも、神秘的でいい。 この部屋、ワンルームで収納なし、あるのは洋服掛けのみのミニマムです。
現実的に考えるなら事務所利用がいいかも。 下町探偵事務所。良いじゃないですか。
文・戸田江美
1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e