兵庫県・芦屋といえば日本でも 指折りの高級住宅街です。 海と山、両方の魅力が楽しめる 地域としても有名ですよね。 今回はそんな芦屋で 眺望にこだわった物件のご紹介です。

間取りはどどーんと5LDK。 ちょっと変わっているのが 個室のある2階の間取りで、 隣接するお部屋が室内のドアで つながっているのです。 寝室と書斎、仕事部屋と応接室のように、 それぞれつながりのある用途で 使ってみるのも面白いかもしれません。

リビングダイニングだけで約24帖の大空間。 道路面とは高低差があるので、 視線を気にすることなく カーテンを開けて過ごせますね。 春にはリビングから満開の桜を 楽しめるとのことで、この大開口は うれしい限りです。

お庭はレンガ敷きのテラス部分があり、 その奥に芝生が広がっているので、 バーベキューやガーデニングなど 様々なシチュエーションで 活躍してくれそうです。

こちらはリビングとつながる ダイニングスペース。 全体照明としてダウンライトを 配置しつつ、ペンダントライトや フロアランプなどの重心の低い照明で 夜間も落ち着いた雰囲気に なりそうですね。 折上天井をイメージし、 要所要所が高級感のある デザインとなっています。

そしてダイニングの奥には 広々としたキッチンスペースが。 独立型なのでじっくりと料理に 取り組めそうです。 お隣さんとの高低差の関係で、 視線が抜ける位置に窓が設けられ、 六甲の山並みを見渡せるように なっています。

落ち着いた雰囲気の1階の和室。 リビングから独立した配置に なっているので、寝室や客間としても 活用できそうですね。 さりげない障子のデザインも すてきです。

2階の10.5帖の洋室と 6.5帖の洋室の間には ウォークスルークローゼットがあり、 機能的に使えます。

こちらの北側の8.2帖の洋室も含め、 2階のお部屋の全室にバルコニーが 設けられています。 眺望も含め近隣の自然環境が身近に 感じられるようなプランニングですね。

そして何よりも屋上からのこの眺め！ 山側の六甲山、甲山、 遠くに海側の芦屋浜が眺められます。 山側も海側も、どこを切り取っても 絵になる芦屋だからこそ、 360°開放されたルーフバルコニーが 真価を発揮しているように思います。

芦屋駅までも徒歩圏内ですが、 駐車場も2台分きちんと 完備されています。 向かって左側は扉付きでしょうか？ 大事な愛車のメンテナンスにも 重宝しそうです。

随所にこだわりが感じられ、 それにこの場所、この建物でしか 味わえない眺望を楽しめるおうちでした。

文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。